摂食障害を「治そう」とすることに疲れた・・・という時

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

「治りたくない」という言葉。

摂食障害の経験がないご家族にとっては、
理解しがたい言葉ですよね。

でも、

「治りたくない」が、
お嬢様のホンネの場合と、

「治りたくない」に
他の理由がかくれている場合と、

ちがいがあるのです。

いずれの場合も、
「人」として、ホントは向上していきたいし、
「人」として、ホントは摂食障害に振り回されている人生なんて嫌だし、
でも・・・いろいろあり過ぎて上手くいかない・・・という
根底に潜む気持ちがあることは、きっと変わりないと思います。

そこは、あえて強調しておきます^^

今回は「治りたくない」に、他の理由が隠れている場合を考えて行きます。

ブログタイトル通りです。

「治そうとすることに疲れた時」です。

一生懸命、合う病院・カウンセリングを探した。
でも、見つからない。

一生懸命、食べることを頑張ろうって思った。
でも、食べようとすればするほど、怖くなる。

一生懸命、過食をガマンしようとした。
でも、やっぱり過食してしまう。

「治そう」っていろいろやってきたのに、
どれもこれも上手くいかない。

治そうとしても上手くいかないから、
治そうとすること自体、ホント疲れた。。。

だから、
「治そう」とすること自体、辞めてしまいたい!

だから、
「治そう」としたくない=「治りたくない」。

つながりましたか???

上記の例でいえば、
やり方が、回復と一致していないことが言えます。

公認心理師・中村綾子
プロフィール
著書一覧

例1:合う病院・カウンセリングを探した。

やみくもに、検索していませんか?
条件を外して、やり直してみませんか?

ただ、近所だから。
ただ、有名だから。
なんとなく、人に聞いたから・・・

ではなく、

自分が、どんな病院・カウンセリングなら「行きたい!」と思うのか。
自分が、どんな「人」になら、話したいと思えるのか?

まずは、それらをハッキリさせていきましょう^^

例2:一生懸命、食べることを頑張ろうって思った。

食べる事って、そもそも頑張ることですか?

食欲は、本能。
食べることは、生きること。

その当たり前の「食」が上手くいかないのだから、
他の事が上手くいかないのも当たり前です。

当たり前の「食」の根っこ。
「生きる」ということの根っこ。

あなたの心の底が、何を訴え、何を拒否し、何を伝えようとしていますか?
そこに目を向けて、改善していくこと。
それが、心が変わって、そのうちに「食」も変わる方法なのです。

例3:一生懸命、過食をガマンしようとした。

過食をガマンしたいなら、してもイイですが・・・
大抵の場合、すぐに爆発してしまいます。
倍返しがやってくるのです。

過食が治ることに必要なのは、
ガマンよりも満たすこと。

満たすとは、食べたいだけ食べることではありません。
満たすとは、食以外のもの・人・言葉で、
自分の心を満たすことです。

・・・

「治りたくない」という言葉。
同じ言葉でも、いろーーーーんな意味や背景があります。

本当の意味や秘められた想いなどを、感じ取り、汲み取り、考えていかないかぎり、家族の会話はやっぱり上手くいきません。

会話が上手くかみ合うようになるには、もちろん、摂食障害のご本人が、より詳しく自分の気持ちを話せるようになることは大切です。

ですが、ご家族から、理解を深めていく必要もあるのではないでしょうか?

その1つ1つをじっくり話し合い、一緒に考えていく場所があります。
ケンカばかりのご家族ほど、こちらにお越しください^^