「食べてはいけない」の理由、向き合っていますか?

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

食べてはいけない。

拒食・過食・過食嘔吐を問わず、
多くの摂食障害の方が、
自分に呪文のように繰り返し言い続け、思い続ける言葉です。

「食べてはいけない」

そんな言葉、ホントは誰も言っていないはずです。
だからこそ、ちゃんと向き合ってみてください。

向き合うとは、
理由を考えること。

考えても分からなくても、
投げ出さないこと。

分からないことを、
悶々としながらも、
考え続けること。

「食べてはいけない」と思い始めた時期、いつでしたか?
「食べてはいけない」と思う理由って、何ですか?
「食べてはいけない」とずーっと思い続けているのは、なぜですか?

もしかしたら・・
「ダイエットしたから」
「痩せたいから」
といった表面的な言葉が、答のように出てくるかもしれません。

けれど、違うのです。

世の中の多くの人が、ダイエット経験者です。
でも、摂食障害を発症しません。

世の中の多くの女性たちが、「痩せたい」と言っています。
でも、「痩せたい」と言いながら、スイーツを食べ歩いています。

だから、一般的なダイエットと、摂食障害は、別物なのです。

食べてはいけない。
食べるなんてダメだ!

そんなふうに、生まれたばかりの赤ちゃんは思うことなく、
お腹いっぱいまで、ミルクや母乳を飲んで、
お腹いっぱいになったら、スヤスヤと寝てしまう。。。

食べるって、そういう本能なのです。

本能にさからってまで、心が訴えていることって、何でしょうか?
本能がいつか反撃して、食が爆発してしまうことも、知っているのではないでしょうか?

・・・

冒頭の写真は、最近の私のおやつです(笑)。

チョコレート、大好きです。

でも、チョコレートを「食べてはいけない」と思い込んでいた時期が何年もありました。
そして、チョコレートを毎晩食べ続けて止まらなくなる時期も、その後、経験しました。

今は、「食べてはいけない」という考え方もありません。
そして、食べて止まらなくなることもありません。

両方が解決したのは、心の根本問題が解決していったからです。
摂食障害の根本問題、そこを治そうとしていますか?