摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
拒食症と過食症。
どちらの悩みが深いのか・・・？
これは、どちらとも言えないと思います。
でも、カウンセリングで対応できるのは、どちらかと言えば過食症のほうだと思っています。
理由は、身体が普通体型になった後こそ、心の問題に取り組めるタイミングだからです＾＾
さて、今回もご質問への回答です。
メルマガ読者様からのご質問企画には、たくさんのご応募をありがとうございます。
＊お断り＊
いただきましたご質問の中から抽選で、回答しております。
こちらで理解できた範囲での回答になりますので、すべての状況を把握できていないことをあらかじめご了承ください。
取り上げますご質問の文章は、一部変更している場合があります。
他のブログ記事同様、アドバイスを取り入れる際にはすべて自己責任でお願い致します。
◆ご質問
過食症が治った方の、食べる以外のストレス発散方法は何ですか？
過食の「そもそも論」に立ち返って、考えてみて欲しいなぁと思います。
そして、「ストレスとは？」と考えることも大切です＾＾
そもそも、過食してストレス発散できていますか？
大抵は、ストレス発散にも、ストレス解消にもなっていないと思います。
発散・解消できていたら・・・
過食した後、スッキリ！元気！になっているからです。
では、過食は何なのか？ですが・・・
シビアな言い方をすれば、
過食とは現実逃避です。
無我夢中で食べていれば、
その間だけは、現実から逃れられます。
また、何時間もダラダラ食べ続けてしまう過食症の方もいらっしゃいますが、その過食してる何時間もの時間を、ずーっと現実逃避を続けられます。
治ったら、他のストレス発散法が見つかるのか？という以前に、過食がホントにストレス発散・解消に役立っているかどうか、見直してみてくださいね。
ストレスとは、出来事ではなく「捉え方」と気づいていますか？
ストレスがあるから、過食してしまう。
こうした言葉は、一見、「そうだよね。。。」という言葉を招きやすいです。
でも、それは過食を正当化してしまっています！
だからこそ、「ストレスがあるから」ではなく、自分は何をストレスと感じているか？を立ち返って考えてみて欲しいと思っています。
例えば・・・
雨降りの日。
３つの例で解説していきます。
（１）雨が嫌だな～と思えば、「雨＝ストレス」。
（２）雨だけど、新しい傘使えるから嬉しい！と思えば、雨はストレスではありません。
（３）念願の映画を観に行く日に雨が降ったとしても、大して気にならないかもしれません。
雨が降っていること自体に、それほど意識が向かない場合もあるのです！
いろいろな「捉え方」がありますよね＾＾
ストレスで過食してしまう、という方は、いろんなことをストレスとして受け取りやすい傾向があるのかもしれません。
もちろん、ご質問者さま自身が、普段どう感じていらっしゃるかは分かりませんが、「ストレス ⇒ 過食」と考える方は、多いのではないでしょうか？
「捉え方」を変えるもの、心です。
心を変える方法は、いくつもあります。
心の許容量が大きくなって、「イヤ！」と感じることの割合が、小さく感じられることもあります。
心の「見方」が変わって、「イヤ！」と思うことの、ちがう面を発見しやすくなることもあります。
心の感じ方が変わって、ストレスだと感じていることさえも、楽しめる自分になることもあります。
心って、変わるのです！
卒業クライアント様をみていると、本当に感動します。
心が変わると表情が変わります。
心が変わると言葉が変わります。
心が変わるから、生き方が変わります！
見た目も全然ちがう、一層キレイな女性になって、卒業されていくのです！
過食がない世界へ。