【摂食障害の母娘】心が休めない理由とトラウマ。何十年前であっても、ツライこと。

摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
『摂食障害治し方Q&A』発売中です。

つい先日、母と会ったので摂食障害の思い出話に浸っておりました。
あんまりいい思い出とは言い難いですが(笑)、反省も後悔も含めて、イロイロ語っておりました。

「結局、治るために何が1番必要なんだろうね…」

「何もかも、一旦離れて、好きなように寝て、好きなように食べて、やりたいようにやることじゃない?」

はい。

おっしゃる通りです(笑)。

母は、完全休養の提唱者ですからw

*完全休養という言葉は、後付けですが

今回のブログ記事では、摂食障害治し方の中でも休むことを中心にお届けします。

摂食障害:病気なのに休めない?

ケガでも病気でも休養無くして回復するものがないと思っています。

骨折なら、固定して、その箇所を休ませるはずです。
風邪なら、言わずもがなですが、いっぱい寝るはずです。

摂食障害になるほど、心がつかれているのだから、心を休ませること。

でも、、、

摂食障害の場合は「休む」っていうのが、実は1番難しい。

理由は、吹っ切れないから。

周りの人は、毎日勉強しているのに。
友達は、楽しそうなのに。
SNSが気になって仕方がない。

これは、お嬢様だけではなく、もしかしたらお母様のほうが強く抱えている気持ちかもしれません。

うちの子が家で何もしていないなんて、言えない。
目の前で、ゴロゴロしているなんて、許せない。
私が中学生だった頃は、部活も勉強も頑張っていたのに…etc.

だから、お母様にとって「休む」とか「何もやらない」なんて見ていられない!?

そんな感情が沸いていませんか?

もしかしたら…

お母様こそ、休みたいのに休めなかった人なのかもしれません。

休みたいのに、頑張らないと生きてこれなかった。
休みたいと言っても、「それくらいで…」と言われてしまった。
休みたいという気持ち自体、「無い物」として生きてきた。

そんな「休みなかった自分」にふと気づいたら、ちょっとだけ掘り下げてみるチャンスかもしれません。

「休めなかった自分」に気づいて、癒して、包んであげる作業。

一人でできるなら、今すぐやってみてください。
もし、一人では難しいなら、一緒に取り組んでみませんか?

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