拒食症・過食症のいずれの場合も、長期化する前に「気づく」ことが大切です。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
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病院についてのご相談は非常に多いです。
どこの病院がいいか?よりも、大切なのは「賢い患(&家族)」になることです。
オススメの病院よりも「オススメできない病院」の方をお伝えしたい気持ちが強いですが、不特定多数の方が目にするブログでは公開しかねます。(必要があれば、個別のご相談時にご質問ください)
そもそも、病院が必要な状態ですか?
拒食症の場合、命がキケンな体重であれば、病院は不可欠です。
また過食嘔吐の場合も、身体の検査は不可欠ですので、病院は不可欠です。
しかし…
・人から言われたから通院している
・何のために行くのか分からない(と思いながら続けている)
・通院しても、ほとんどしゃべらない
という状態で、「カタチだけの摂食障害の通院」を続けている方が少なくありません。
保険治療であっても、通院するには
・交通費
・時間(移動時間だけではなく待ち時間も)
・診察代
・薬代(処方される場合)
が必要になりますから、「ホントに必要な通院か否か」を一度立ち止まって考えることが大切です。
通院についてじっくり考えることも、摂食障害と向き合うことの1つですから。
転院10回の経験から、摂食障害の通院に求めるもの
私自身も摂食障害時代「カタチだけの通院」に多くの時間を費やしてきたひとりです。
何となく通院している時期も、「この先生、合わないなぁ」と思いながら通っていた時期も、イロイロでした。
摂食障害をちゃんと治そうと思えば思うほど「ツライ気持ちを分かってほしい」と思い、分かってくれる先生を求めて、色んな病院・カウンセリングに行ってきました。
しかし…転院10回の経験を経て気づいたことがあります。
経験なくして、ホントの共感なし
です。
つまり、摂食障害の経験がない相手に、ホントに分かってもらえることなんてあり得ないんだという気づきです。
摂食障害の辛さは独特です。
24時間、食べることが頭から離れられない辛さ
まわりの人から偏見の目でみられる辛さ
なぜ食べ物にこだわってしまうか分からない辛さ…
こうした辛さは、摂食障害を経験した人にしか分からないのではないでしょうか。
むしろ、摂食障害の経験がないにも関わらず「わかるよ!」と診察室で言われた時のショックは…計り知れませんでした。
分かるはずがないのですから。
分かってほしいと探し求めてきても、摂食障害専門家に出会うことが出来ませんでした。
だからこそ、回復後の私が摂食障害専門カウンセラーとして仕事しようと決めたのです。
私自身が回復してきた道のりを1本の動画にまとめました。
*動画はメールで届きます。
*スマホで繰り返し視聴できます。