
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
お嬢様の摂食障害。
「食べなさい」と言えば追い詰めてしまう、「見守ろう」と思えば「いつまで…?」と不安になる…。
日々の接し方に悩み、専門家の助けを借りたいと考えているお母様は少なくありません。
実際、当オフィスのカウンセリングは9割以上がお母様のみのカウンセリングです(カウンセリング案内)
しかし、いざカウンセリングを探し始めると、「カウンセラー」と名乗る人があまりに多くて戸惑うのではないでしょうか。
摂食障害という真剣に向き合いたい相談だからこそ、信頼できる相手を選びたいですよね。
ここでは、失敗しない専門家えらびのために知っておきたい「資格」の話を、お母様目線でわかりやすく解説します。
「カウンセラー」は誰でも名乗れる?資格の落とし穴
驚かれるかもしれませんが、日本には「心理カウンセラー」という法律で定められた名称独占の資格はありません。
極端な話、何の勉強も経験もなくても、今日から「私はカウンセラーです」と名乗って開業できてしまうのが現状です。
摂食障害は、心の奥深い問題が絡む複雑な病気です。
だからこそ、きちんとした訓練を受けた専門家を見極める必要があります。
安心の目安となる2つの資格:「公認心理師」と「臨床心理士」

では、何を基準に選べばよいのでしょうか。イラストの両側にいる、2つの資格を持った専門家が安心の目安となります。
公認心理師(国家資格)
国が定めたカリキュラムを修め、試験に合格した心理職唯一の国家資格です。医療、教育、福祉など幅広い分野での連携も期待できます。(イラスト右側)
臨床心理士(民間資格)
歴史ある民間資格で、大学院での専門教育と実習が必須です。長年、日本の心理臨床を支えてきた実績があります。(イラスト左側)
多くの信頼できる専門家は、この両方、またはいずれかを持っています。
ホームページのプロフィール欄などで、これらの資格名が明記されているかを必ずチェックしましょう。
国家資格は「安心の土台」。最後は相性も大切に
国家資格は、一定の知識と技術を持っているという「安心の土台」です。
しかし、カウンセリングで最も大切なのは、お母様とカウンセラーとの「相性」です。
まずは資格を持った専門家の中から、HPの雰囲気や書いている文章を読んで「話しやすそうだな」と感じる人を探してみましょう。
お母様が一人で抱え込まず、安心して頼れる専門家と出会えることを心から願っています。
▼お母様のための摂食障害専門カウンセリング

