摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
気づくチカラ
変わるチカラ
それぞれ必要
それぞれ別物
気づくことは大切だけれど、
そこから、変わることが、もっともっと大切。
いろんな心理系サイト(という見た目)で
パッカーンしました!とか
ブロックが外れた!とか
ある日突然世界が変わった!という表現を目にしますが、
特別なヒラメキも才能も無い私からすれば、違和感が湧いてきます。
気づくこと自体は、
気づくことが出来なかった時期と比べれば、
大きな変化だと言えます。
けれど、
その気づきから、
何を学び
これからをどう変えていくか、、、
ちゃんと繋がっていますか?
ちゃんと道筋は見えていますか?
ホントは変えていくことのほうが、もっと大変で手間ヒマかかる地味な作業です。
ごくごくカンタンな例でいえば、
低体重だから生理が止まったんだ!
と「気づいた」なら、
「今すぐなんでも食べる!」
に変わりますか?
きっと出来ないはずです。
食べようと思っても
食べなければと焦っても
生理がないと困るリスクを学んでも
出来ない
食べられない
頭と心と身体と行動が
ぜーんぶバラバラで
一体何がホンネで
何を求めていて
何をしたいのか
どうすればいいのか
グチャグチャで
ドロドロで
真っ暗闇で。。。
「気づいた」だけで、
その先の行動がどんどん出来るわけではないのです。
つまり、
「気づいただけ」で、何もかも変わったように【錯覚】してしまうのは、
自分のチカラを過信しているか、
軽く考え過ぎてしまっているか、
そもそも考えること自体やっていないのか、
いずれかでは無いでしょうか?
「気づいた」ことは、
1つのスタートラインです。
スタートラインに立つことが出来たのは、立派なこと。
せっかく立派なことにたどり着いたのだから、
今から始めてください。
気づいたのに、変われない人はこちらの記事をどうぞ。
1番大切な(1)をスルーにしていませんか?