過食で自暴自棄。プーさんのクッキーに救われた経験。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

過食がつづいたり
辞めようと思うのに辞めらない自分に嫌気がさしたり、
体重がどんどん増えていく現実をみたり

摂食障害の頃って、自暴自棄になりそうな場面がたくさんあると思います。

私がふと思い出したプーさんのクッキーのお話です。

*これはカウンセリング場所にいるプーさんです(笑)。

パン教室を主宰していた話は、何度も書いている通りです。

パンの先生としての私は、生徒さんから結構好かれていたみたいです。

旅行に行ったと言っては、お土産をいただくことがじつはよくありました。

注:カウンセリング契約の上で成り立っている現在の立場とは、状況が異なります。

その中で、プーさんのクッキーがありました。

過食が時々ある状態でしたが「このクッキーだけは、大切に食べよう!」と決めていました。

自暴自棄になりかけた時、
何もかもがどうでもよくなっていきましたが、、、

ふと思い出したのです。

大切に食べようと、大切に保管してあったプーさんのクッキー。。。

そうだった。
クッキーを大切に食べたいって、ほんの何日か前の私は、思っていたんだ。。。

大切に食べたい。
これだけは、絶対に過食の材料にしない。
そう決めて、守り続けてきたんだ。

そんなふうに、ふと思い出したプーさんのクッキーに救われました。

イヤなことばっかり
うまく行かないことばっかり。
でも、わずかな楽しみを糧に生活してもいいのかなぁって。

プーさんのクッキーを思い出したからといって、何もかもが向上したわけではありません。

でも、どうにかこうにか「治ることを諦めない自分」を続けることは出来ました。

「治ることを諦めない自分」でいたからこそ、今こうして1番やりたかったカウンセラーとして生きていくことが出来ているのです。


自暴自棄になりそうな時、救いになるのは、ちょっとしたことです。

世の中の正論でも、
エライ人が語る精神論でも、
あんまり効果はありません、

ちょっとしたことが、そのうち見つかるはずですから、見つからないうちは、見つかるまでの時間を「ちょっと楽しみ」って思えるといいのかもしれません。