摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害とコミュニケーション。
摂食障害と対人関係。
2月に募集した読者様からのご質問企画。
「コミュニケーションの在り方」が伝わってくるようでした!
今回は、1番魅かれた雰囲気を持つご質問です。
*お断り*
いただきましたご質問の中から抽選で、回答しております。
こちらで理解できた範囲での回答になりますので、すべての状況を把握できていないことをあらかじめご了承ください。
取り上げますご質問の文章は、一部変更している場合があります。
他のブログ記事同様、アドバイスを取り入れる際にはすべて自己責任でお願い致します。
◆ご質問
はじめまして。私は拒食症のみで先日退院しましたが、まだ頭と心と体が一致しません。
いつか頭と心と体が一致する時は来ますか?
やはり一致するまで時間かかりますか?
はじめまして!!!
ご質問受付期間の1週間で、30通以上のご質問をお寄せいただきました。
ほとんどが、初めての方でした。
でも・・・
今回回答させていただくご質問だけが「はじめまして」で始まりました。
これはルールではありません。
書かなくてもルール違反ではありません。
でも、自ら「書こう」と思ってくださったんですねー。
こうした「気持ち」こそ、より良いコミュニケーションにつながるのです!
では、回答を書いていきます^^
入院には、「納得」していましたか?
まずは、ご退院おめでとうございます!!!
決して、楽しい入院生活ではなかったことと想像しますが、とりあえず入院はクリアしましたね。
ご質問の「頭と心と体が一致しません」という言葉から想像すると、周りからの勧めで入院生活が始まったのかなぁと想像します。
頭・心・身体が一致するために必要なこと
ひとことで言うなら、心の回復。
心の回復のために、カウンセリング。
そして、カウンセリングの中身を吟味して、選ぶことが本当に大切です。
初回カウンセリングでお会いする際、これまでの経過をお話いただいていますが・・・「カウンセリングを受けていました」という言葉がとてもひっかかります。
「何を話していました?」
「1回何分くらいでした?」
「頻度はどれくらい?」
私は、こうしたご質問をさせていただくことで、これまでのカウンセリングの中身を知ろうと努めています。
大抵は・・・
最近あったこととか、
過食したかどうか、
1回15分~30分くらいかなぁ。
頻度は特に決まっていない/月1回とか。。。
こうしたお答えが多いです。
こうした関わり方を、「カウンセリング」だと呼んでいるカウンセラーがいて、カウンセリングだと思い込んでしまうクライアント様がいるのです。。。残念ながら。
カウンセリングとは、「今、困っていること」を話すことも大事です。
同時に「今、困っていること」が、一体どこから何から来ているのか、それを探っていくことが、もっと大切なのです。
「根っこ」が分からないまま、
表面的な症状である拒食・過食だけに目を向けてしまうから、ずーっと回復が行ったり来たりしてしまうのです。
摂食障害の根本と向き合うカウンセリング。
それが「頭と心と体が一致する」ために必要なのです。
どれくらい時間がかかるのか?
上記の通り、専門的なカウンセリングを受けていただくことが大前提だと思います。
「いつか、自然に」では、「頭と心と体が一致」は難しいと思います。
では、専門的なカウンセリングを受講され、「摂食障害の根本」と向き合った場合、どれくらいの時間がかかるのか?
これは、正直、だれにも分かりません。
早ければ1年。
もっと時間がかかる場合は、数年。
もしかしたら、もっと長い場合もあるかもしれません。
ですが・・・
仮に数年かかるとしても、今の「苦しさ」「辛さ」が少しずつ軽くなり、日常生活で出来ることが増えていく時間でもあります。
どれくらい時間がかかるのか分からないことであっても、「それでも取り組みたい」「変わりたい!」という高いモチベーションこそ、変わる原動力なのです。
・・・・
カウンセリングの選び方が、そのカギになります。
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