摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
年末年始に実施しましたプレゼント企画です。
メルマガ読者様から頂きましたご質問に、私カウンセラー中村綾子は回答していきます!
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ただし、いただきましたご質問から、こちらの判断で言葉を補ったり質問の内容を一部修正したりしていることをあらかじめご了承ください。また全ての摂食障害の方に当てはまるとは限りませんことも、併せてご了承ください。
私はこの1年で10kg以上太りました。
食べる量というよりは間食が多くなりました。
服のサイズももちろん大きくなりました。今はまだ痩せてなきゃ…!という衝動はないですが、いつ来るか不安です…綾子さんも体重が増えて行くときにありましたか?
結論から言えば、私にもありました。
最低体重だった時よりも、最高体重だった時よりも、フツーの体重・体型の頃が、1番不安は大きかったと思います。
体重変動の軌跡。
こちらのグラフをご覧ください。
私は最低から最高まで20 kgの幅があります。
現在の体重は最低体重の時から比べたら10 kg から11にキロ多いです。
でも、別に何とも思ってません(笑)。
一番体重が増えてどうしようと思ってた時期は、現在の体重プラス5kgくらいの頃でしょうか?
体重がどんどん増えていく時は、「痩せたい!」という気持ちよりも、別の気持ちが大きかったです。
・どこまで増え続けていくんだろう?
・いつになったら体重が安定するんだろう?
・増えていくのに、どうして心は変わらないんだろう?
医療不信というか、治療者不信がとても大きくなっていった時期です。
「体重がふえれば、考え方がかわる」と言われ続けていたにも関わらず、実際は真逆な心理状態になっていたわけですから。
裏切られたような、でも何を信じたらいいのかもわからなくて、迷い続けていたと思います。
私が痩せていなきゃと思う時期は、ホントは別のことで悩んでいました。
摂食障害は、心の病気。
このブログで繰り返し書いている言葉です。
体重への不安・悩みも、その通りです。
つまり、体重そのものに悩んでいるのではなく、「心の中の何か」で悩んでいるはずです。
「心の中の何か」が、刺激される場面・出来事があると、ますます「痩せていなきゃ!」という気持ちが発動していくのだと思います。
私の場合、20代でしたので、「悩んでいた別のこと」とは、こんなことが挙げられます。
・友人の結婚式
・友人の仕事話
・友人の収入
・自分の年齢
・何のために生きているんだろう?
・何のために、これまで勉強してきたんだろう?
「太っているから恥ずかしい」。
これが、友人の結婚式に行けれない理由でした。
でも、それは「ホントの理由」ではありません。
「ホントの理由」は、やっぱり心でした。
一流企業につとめる友人が多い中、「何もしていない自分」が恥ずかしかったのです。
当時でも、少しは自覚していたと思いますが、やっぱり体型・体重という「表面的な理由」で、ごまかしていたのだと思います。
とりあえず、このブログ記事では、体験談はココまでにします。
摂食障害歴の長ーいプロフィール記事は、こちらをご覧ください。
再び痩せていなきゃ!という衝動がきたら・・・という不安
いただきましたご質問に戻ります。
ここは考えるポイントが二つです。
(1)カウンセリングは必須
(2)摂食障害は「治りかけ」が一番難しいです
1つ目のポイント「カウンセリングは必須」についてです。
摂食障害の回復には、カウンセリングが絶対必要です。
私は、本当に本当に本当にそう思ってます。
体重管理だけの治療であったり、薬だけの治療であったり、体重が普通になったら「もう治った」という扱いを受けたり・・・
いろんな病院でのやり取りには、私は多くのギモンがあります。
同時に、多くのカウンセリングの方法にも、ギモンがあります。
摂食障害の回復につながるカウンセリングとは、話すだけ・聴いてもらうだけではありません。
・過去の捉え直し
・今の考え方を変える前に、過去のどんな出来事から、どんな影響があって今の考え方になったのか
・その上で今の考え方をどう変えていったらいいのか・・・
という深い話がとても大事だと思っています
2つ目のポイント「治りかけ」が一番難しいです。
これ本当に大事なところです。
そして、摂食障害がこじれやすいところです。
よく使う例え話ですが・・・
カゼと同じだと考えてください。
カゼをこじらせるというのは、「治りかけに用心しなかった」という意味で使われることが多いのではないでしょうか?
摂食障害も同じです。
読者さまの「また痩せなきゃという衝動がでたら不安」という言葉こそ、カウンセリングで話していく言葉ではないでしょうか?
もし、今カウンセリングを受けている最中なら、自分の気持ちをさらけ出すことが出来ていますか?
・痩せていたい気持ち
・痩せていなければいけないという気持ち
・生活を犠牲にしても、痩せてしまった時期
・自分から「痩せ」が無くなる/無くなった時の気持ち
・痩せることの意味
・痩せたい気持ちは、ダメなのか?
・「痩せなきゃ」が激しくなりやすいタイミング・・・etc.
体重について、「痩せること」について、話し合うことは、とてもたくさんあると思います。
1度ですべて話すことも、解決することも難しいですが、繰り返し繰り返し自分の中で考え、考えたことを次のカウンセリングで話す、そして、さらに考える。。。
こうしたプロセスで、「痩せること以外のホントの気持ち」というモノに気付いていくのではないかと思っています。
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