カウンセラー中村綾子です。
メンタルで一旦休職・退職すると、社会復帰が難しい。。。
これは休職・退職を決めた時はあんまり想像ができないでしょうが、社会復帰しようという段階ではじめてその大変さを知ることが多いです。
さらに(今後くわしく書いていきていことですが)、社会復帰のサポートがあんまりない、ということもさらに問題を難しくさせています。
少なくとも私個人が、カウンセラーとしてサポートしてきたこと・サポートできることについて書いていきます。
社会復帰はじめの一歩とは?
これはやっぱり一人ひとり異なりますが・・・
(1)社会と接点が無かった場合
まずは習い事から。
種類は何でもいいですが、週1回の習い事に自力で通うことをオススメします。
もちろん、「社会復帰したいという人全員に今すぐ習い事」と言っているわけではありません。
症状の回復が何よりも先です!
やりたいことがあれば回復するほど、メンタル疾患はカンタンなものではありません。
(2)社会との接点が少しはある場合
アルバイトから。
時間も待遇もイロイロ話し合って、面接対策もして、初日対策もして、事細かに考えていきます。
どういう職種がオススメか。
どういう時間帯がイイか。
お昼ごはんはどうするか。
帰宅したらどうやって過ごすか。
ホント事細かに。
何から何まで、です。
摂食障害の症状がない=ただの人、という考え方
コレは、すごく大事ですごく忘れがちなこと。
症状がタイヘンな時は、「その後の社会復帰」なんて全然考えられなかったり、「治ったら以前と同じ仕事を同じようにバリバリやる」を目標にしてしまったり、「そんな先のことなんて」とヘンな楽観視していたり・・・・
やっぱり、誰もが先送りにして忘れがちなことですが・・・
摂食障害の症状がないことと
働けること
コレは、別です。
摂食障害の症状が「ない」とは、ただ「無い」だけ。
「人」がいて、症状がない。
だから、「人」だけ。
つまり、、、
ただの人、です。
「人」として、何ができるか?という時に、「何」を考え身につけてお金にかえていかないといけないのです。
それが、仕事をして収入を得る、というプロセスです。
社会復帰の後でも症状ゼロ=ホント回復
仕事って楽しいです。
働けるのはありがたいです。
でも、
仕事だからイロイロあります。
外の世界だからイロイロあります。
家族じゃないし
お金のころもあるし
だから、家の中で家族だけと過ごすことよりも、ずっとイロイロあります。
そのイロイロを抱えながらも、症状が出ない状態が続くこと。
これが、ホントの意味での回復です。
メンタル疾患をずーっと長引かせる人は、こうした復帰時に問題アリの場合が多いです。
早すぎる社会復帰
自己判断での社会復帰
サポートなしの社会復帰
どれもこれも、ムリがあります。
だから、具体的かつ丁寧に。
ひとりでイロイロ悩むのではなく、一緒に考えていく。
拒食・過食の症状が治まった後の、「働き方」こそ、私がチカラを入れているサポートの在り方です。
摂食障害の回復後:社会復帰のご相談は、こちらで承っています。
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