そもそも「公認心理師」って何?国家資格なの?

・「公認心理師」と「臨床心理士」はどう違うの?
・カウンセラーの資格を探しているんだけど
・公認心理師の受験資格は?

公認心理師試験のためのROOM(クラブハウス ayakocounseling)を毎日行っていますが・・・
公認心理師の試験対策の前に、「そもそも、『公認心理師』って何?」というご質問が、意外なほど多いです。

そのため、今回のブログ記事では、「そもそも論」に戻ってお届けします。

改めまして・・・こんにちは!カウンセラー中村綾子です。

私は、第3回公認心理師試験に合格しました。
現在登録手続き中です^^

勉強と仕事の両立が1番大変だったので、その経験を基に『公認心理師試験ホントに受かる勉強法』を出版しました。

勉強が大変なのは、情報収集の難しさも理由の1つです。
今回は、公認心理師って何?という情報に少しでもお役に立てればと思います。

『公認心理師』とは、新しい国家資格です

『公認心理師』とは、心理系の資格として、はじめて出来た国家資格です。

これまで「臨床心理士」という資格が、心理系トップの資格とされていたと思います。

たしかに、第1種指定大学院を修了して、受験資格を得て、その後、臨床心理士試験(第1次試験:マークシート&論述、第2次試験:面接)を受験して、合格という結構ハードルが高い資格なので、「心理系トップの資格」というにはふさわしかったかもしれません。

ですが、「臨床心理士」は民間資格です(日本臨床心理士資格認定協会)。

長年に渡り、国家資格を作る動きがありましたが、それがようやく実現し、2018年に第1回公認心理師試験が行われました。

以下、心理研修センターの情報を基に記載します。

平成27年9月9日に公認心理師法が成立し,平成29年9月15日に施行され,わが国初の心理職の国家資格として,「公認心理師」制度が推進されることになりました。

公認心理師試験の受験資格を得るには?

公認心理師試験の受験資格の詳細につきましては、心理研修センターのサイトを参照にしてください。

このブログ記事では、現任者の受験(いわゆるGルート)について、ざっくりと箇条書きにしてみます。

個人的な経験・印象も含まれていることを予めご了承ください。

・第5回試験までは、移行期間
・移行措置として、実務経験5年以上が認められると、幅広い分野で仕事をしている人に受験資格が与えられる
・受験資格が認められたかどうかは、受験票が送られてくるまで正式には分からない。
・医師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士・理学療法士・鍼灸師など他の国家資格を持った受験生多数
・教員(心理学に限らない印象)の受験生も。
・開業カウンセラーなど、実務経験を自分で証明する場合、認められるためにハードルが高い(と思っています)

私自身は、ラストの「開業カウンセラー」で5年以上の実務経験として、受験資格が認められました。
第1回試験の頃と比較すると、かなり親切に書類の不備を指摘してくださったり、再提出など認められるようです。

私は、試験直前のストレスを出来るだけ減らすためにも、書類には万全の気を配りました。

実際に提出した書類一覧は、こちらのページをご覧ください。

今からでも受験できるの?

私の知る限りでは・・・今から準備を始める場合、第5回公認心理師試験が最初で最後のチャンスになるようです(大学に入り直す方法などはありますが)。

・公認心理師という資格を、つい最近知りました
・気が付いたら、ラスト1回しかチャンスがない
・公認心理師試験を受けるか迷っていたけど、早く受験すればよかった

という方、実はかなりの人数いらっしゃるみたいです。

私の意見は「受けれるなら、受けておいたほうがいい」と思っています。
今後のキャリアにどう生かせるか?というご質問もよくいただきますが・・・

まずは受験、そして合格!

その後のことは、それから考えましょ^^

受験勉強と仕事の両立に悩む方は、ぜひこちらの本を手に取ってみてください^^