摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
国家資格・公認心理師を持つ唯一の摂食障害専門カウンセラーです。
早く治る方法は?
治り方は?
治ったきかっけは?
こうしたご質問は、摂食障害のご本人でもお母様でも、多くいただきます。
しかし、摂食障害のお嬢様には「治りたい気持ち」がある一方で、「治ったら困る気持ち」があることを理解しているでしょうか?
今回は、摂食障害の「治りたい」のに「治ったら困る気持ち」に焦点を当てつつ、摂食障害のココロのメカニズムについて解説していきます!
私も摂食障害の経験者ですから、どちらも経験済です!
「治ったら困る気持ち」は、誰もが持っている
コレ、意外かもしれませんが…「治ったら困る気持ち」は摂食障害に悩む人全員が持っていると思います。
・治ったら、ちゃんと働かないといけない
・治ったら、また頑張らないといけない
・治ったら、「明るく元気で何でもできる●●ちゃん」と言われる…
この中でも、「また頑張らないといけない」というのは、ホント理解されにくかったですね。
私の場合は。
「頑張らなくていい。ふつうでいい」と言われても、「頑張らない生き方」をだれからも教わっていないので。
そして、「ふつうで居る生き方」も、分からない…じゃあ、どうすればいいのよ!?と思っていました(><)
「治ったら困る」のに、「治りたい」?
それでも、治りたいと思っているのか?ですが…
これも、摂食障害の方全員が「治りたいと思っている」と断言できます!
全員です!
要注意なのが、「治りたいと思っているか否か」と「治療に積極的に取り組んでいるかどうか」は別モノです。
なぜ「治りたい」のか?
やっぱり、食べることを楽しみたいし、生きることも楽しみたいからです。
これは、本能とも言えます。
きっと子育てを経験されている方なら、私よりずーっと実感があると思いますが、
赤ちゃんの成長と同じ、です。
・自然に立つ、歩く、走る
・目の前のモノを触ろうとする、口に入れて確かめる
・人のマネをしてみる…
「人」が「人」である以上、より良くなりたいという欲求はもともと備わっているものと考えます。
「治ったら困る」という気持ちを持ちつつ治る方法とは
摂食障害が治るとは、「治ったら困る」という気持ちがゼロになるわけでありません。
ゼロにならなてくもいいし、揺れ動くものですが、それでも「治りたい」が勝る時、頑張って治そうと動き出すのです。
ココであえて、「頑張って」という言葉を使いました。
治るためには、頑張らないといけません。
人に合わせることではなく、自分が自分のために頑張ることです。
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・「治ったら困る」VS「治りたい」
・「治ったら困る」という気持ちが大きくなりやすいタイミング
・「治ったら困る」という気持ちを持ちつつ治る方法
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