拒食症の時は、何がなんでもカロリーを減らす、食べる量を減らす…ということに必死でしたね。。。今から思えば後悔しかないですが。
こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
私の摂食障害は、
拒食症
↓
過食症
↓
過食と過食嘔吐
という順番でした。
克服した話は、こちらの動画にまとめています。
⇒【動画】摂食障害の克服経験談
今回の拒食症の経験談は、大学院生で実家に住んでいた頃の話です。
拒食症の経験談:栄養不足と熱中症でも食べられない
大学院時代の暑い日でした。
ようやく最寄り駅についても、そこからまた歩くのか…という気持ちでずっしり重たくなりました。
うちの実家は、最寄り駅から10分程度歩くのですが…
フラフラ…。
拒食症で栄養不足でフラフラ
体力なさ過ぎてフラフラ
熱中症みたいで、フラフラ
とにかく暑い日でした。
駅のすぐ近くに、ふるびた薬店がありました。
そこに、
「●●を飲んで疲労回復!」
とサプリメントの宣伝の文字が。
引き寄せられるように、薬店のドアを開けて、真っ先に聞いたのは
「カロリーはありますか?」
お店の方は「カロリーはあります」。
ハイ、終了。。。。
拒食症時代の頭の中:カロリーに支配される
拒食症時代の考え方は、本当にカロリーが全てでした。
フラフラでも、カロリーは摂りたくない。
余分にカロリーを入れるくらいなら、身体が辛くてもいい。
そんな気持ちでした。
さらに、
太るくらいなら、拒食症が治らなくてもいい。
太るくらいなら、食べたくない。
そんなことを本気で思っていたのでした。
現役カウンセラーが語る「拒食症から、治ったきっかけ」は?
こうした「治ったきっかけ」が1番知りたいことだと思いますが…私の場合、拒食症からスグ治ったわけではないです。
上記の通り、私の摂食障害は、
拒食症
↓
過食症
↓
過食と過食嘔吐
という順番でした。
でも、誤解しないでいただきたいのは「過食になれば治る」と安易に考えてしまうことです。
拒食症から過食になる方は多いですが、ぜったいに過食になるとは言えませんし、過食になってドロ沼化する方も少なくありませんから。
摂食障害全般に言えることですが、治ったきっかけは1つではありません。
いくつもいくつも、小さなきっかけがあったのかもしれない…というのは「治った後」に気づくものではないでしょうか?
治ったきっかけ、こちらのページで沢山書き出してみました。
拒食症から食べられるようになったきっかけ
https://m-d-counseling.com/20230813seminar/