摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
過食で増えた体重をどうしよう?
焦るあまり、必死にジム通いしたり
過激なダイエットに走ったり
そして、悪循環とリバウンド。。。
そんな繰り返しで、どんどん身体へのダメージを増やしてしまっていませんか?
今回のご質問をご紹介します。
*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
◆メルマガ読者さんからのご質問◆
私は今、高校生になったばかりです。
生理も戻り、食べられないものもない、だから自分はただ太っているだけで痩せたら普通だと思っていました。
でも今日ふと思いました。
私は今でも過食が止まっていない。
まだ治っていない、と。
ただの食べ過ぎだし毎日じゃないしと自分に言い聞かせて来たけれど、
下剤を使っているから何も変わらないですよね。
短期に痩せたくて、頑張ってダイエットをしても3日くらいしか続きません。
私は今ほんとうに太っていて、15キロ痩せてやっと病気前の体重と言うくらいです。
どのようにして体重を落としたらいいのかわかりません。
ご質問をありがとうございます。
イマドキの女子高生は、
華奢でオシャレですから
痩せたい!
可愛くなりたい!
そう思う気持ちは、自然なことかもしれません。
けれど、ホントに痩せることが必要な状態と、そうではないのに
「痩せなきゃ、痩せなきゃ」と思詰めてしまう2通りがあると思います。
その違いを含めて、以下の2つから書いていきます。
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1.痩せることが必要な身体・痩せなくていい身体
2.元・主治医の言葉:痩せるのに1番いい方法
3.ベストな食べ方は、一生続けられる食べ方
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1.痩せることが必要な身体・痩せなくていい身体
これ、ホント大切です。
摂食障害になる前の元気いっぱいの頃の体重と
比べるのも1つの方法ですが・・・
時々みかけるのが、
ずーっとスリムで初潮も迎えないまま
拒食になってしまった方です。
「女性の身体」を経験していないので、
比べることにちょっとムリがあるかもしれません。
そこで、痩せることが必要かどうかの1つの基準は、
身体の状態にあります。
この2つが重なれば、やっぱり痩せることは必要と言えるかもしれません。
■検査数値に異常が出ているかどうか
■医師から減量を勧められているかどうか
けれど・・・
非常に難しいと感じるのは、
心の治療と減量の両立です。
でも、上記の2つが重なる場合には、
減量を後回しには出来ないと思っています。
それ以外の「痩せたい」の場合は・・・
心の治療を優先して欲しいと思っています。
わたし自身の体重で言えば、
痩せなきゃ痩せなきゃ!と思っていた頃
全く痩せませんでした。
ストレスばかり蓄積されていきました^^;;
でも、気持ちのいい範囲で、
寝る前にヨガ(5分~20分)をやることが習慣になったり、
便秘解消のため、
体質改善のために
身体を温めることを意識する生活を続けていくと
ある程度、自然に食のほうも安定してきたように思います。
少なくとも、私の場合、必死にダイエットしたから
今の体重・体型になったわけではありません。
2.元・主治医の言葉:痩せるのに1番いい方法
これも、当時は納得がいかなかったです。
怒りさえ覚えて、反発ばかりしていました。
「一番いいのは、歩くこと」
主治医に言われました。
3ヶ月続ければ、かならず効果が出る、と。
A地点からB地点に、一直線で行けるところであっても、
ぐるっと大回りするとか、
階段などを使うことを提案されました。
でも、当時の私は「やってみる!」ではなく、
怒ってばっかりでした(汗)。
それから何年も経って思うのは、
歩くことは、ストレスを増やさずに出来る運動方法、と考えるようになりました。
わざわざスポーツジムに入会すると
お金も時間もかかります。
でも、歩くなら、費用ゼロ。
わざわざ運動器具を購入すると、
場所も必要になります。
でも、歩くなら、家の中でのスペースは不要。
1日◯分と決めると、ストレスになるでしょうから、
何も決めず、
何も考えずに、
ウロウロ・ダラダラ歩くのが、私は1番イイと思っています^^
運動嫌いな私の言い訳かもしれませんが(笑)。
3.ベストな食べ方は、一生続けられる食べ方
「治ろう!」と思った時
熱心なクライアント様にこそ、よくみられる傾向があります。
それは、厳しずぎる食生活です。
自分に厳しい状態と
ゼロか100かの思考ですよね^^;;
もし、厳しい食生活で理想通りに痩せることが出来ても
痩せた後も、ずーっと続けることはきっとムリだと思います。
なので・・・
私は、ベストな食べ方とは、
一生続けられるような食べ方だと思っています。
食べ方を変えようとするとき、
自分に聞いてみてください。
「これからずっと、続けられる?」って。
身体の健康
心の健康
この両方が叶う食べ方で、
ずっと続けていける食べ方を見つけていくのは
あなた自身がラクに生きるために不可欠です。
摂食障害の本当の回復とは・・・こちらです。