摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
カロリーの違いに一喜一憂して
体重の変動に一喜一憂して
心が安心を求めているのに
心をどんどん追い詰めて
ホントは心が疲れ果てているのに
あなたのもう1つの心が、その疲れをムシしてしまう。。。
今、そんな状態に陥っていませんか?
今回のご質問をご紹介します。
*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
3食食べられるようになったのですが、
カロリーのことが頭から離れず何をしていても楽しくありません。
歩いている時も入浴中も趣味をしている時でさえも、
カロリー計算やダイエットなどの考えに支配され続けています。
なので休日に家族で出掛けても、カロリー計算ばかりして全然楽しくありません。
病気になる前みたいに普通に家族との時間、会話や食事を楽しんだり、趣味や勉強に熱中したりしたいです。
ご質問をありがとうございます。
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1.カロリーって、本当に正しい?
2.私がカロリー計算を辞めた時
3.食べ方が分からなくなった時、出来ること
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1.カロリーって、本当に正しい?
外食する時、いつも思います。
「これって、毎回、1つ1つ計量しているの?」
野菜を手にした時思います。
「旬の時と、そうじゃない時期、カロリーって一緒なの?」
例えば、「トマト」といっても、
いろんな種類のトマトが出回っていますが・・・
それらのカロリーって、全部同じ「トマト」でしょうか?
私は、栄養学を学校で学んだことはありません。
だから、正解はわかりません。
でも、いろんな「ホントに正しい?」と思えることと出会います。
2.私がカロリー計算を辞めた時
私も摂食障害時代、一時期、カロリー計算をしていた時期があります。
私の場合、摂取カロリーだけですが・・・
何か食べたらメモして
1日の内に何度もトータルカロリーを計算して
「もう◯kcalになってしまった」
「あと残り◯kcalだ」
すべてに一喜一憂していました。
「食」ではなく、カロリーを食べていたのかもしれません^^;;
カロリーに縛られて苦しくてたまらなくて
でもカロリーが分かっていないと不安で・・・
けれど、過食が続いた時
いつもの用紙に書ききれなくなりました。
そして恐ろしいカロリーを計算するのが嫌になりました。
そこで、スパッとカロリー計算を辞めました。
辞めたからといって急に太ったとも思えないです。
もちろん、カロリー計算を辞めたことで急に心が治ったわけではありません。
けれど、1つのこだわりから解放されると
すこしだけ心が楽になったように思います。
今もカロリー計算はしていないです。
3.食べ方が分からなくなった時、出来ること
定食を食べることです。
いつもいつも言っていることですが・・・
定食とは、日本人のベストな食事だと思っています。
栄養バランスもOK
量もOK
*サバの炭火焼き定食
摂食障害が長期化していたり
生理がない状態が当たり前になり過ぎていたり
みんなと一緒に食事をしないことがフツーになっていたり
あなた自身もご家族も
普通の食事が分からなくなってしまうことがとてもよくあります。
だからこそ、外食して定食を注文して欲しいのです。
いつも家で食べていると、
すべてが自己流になってしまいます。
いつも家で用意していると
いつも同じ材料と調理法ばかりに偏りがちです。
だからこそ、『外食して定食』なのです。
だれかとシェアするのではなく
だれかからちょっと貰うのではなく
あなたが、あなたのために注文すること自体、
向き合うことなのではないでしょうか?