摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
八つ当たりしても
暴れても
ホントは心はビクビクしている
やりたくてやっているわけじゃない
自分でこうなりたくてなったわけじゃない
暴れるたびに
暴言を吐く度に
どんどん不安になる。
見捨てられるんじゃないか
嫌われるんじゃないか
どうでもいい子と思われるんじゃないか
そんな不安でグチャグチャになると
押しつぶされそうになって
もっともっと八つ当たりしてしまう。。。。
摂食障害の症状に苦しんでいる最中
それ以上に家族関係に悩んでいる方がとても多いのです。
一見、「家族がキライ」に見える行動も、
実は、家族のことが大好きで、上手くやっていきたいのに
上手く表現できないイライラから暴言に表れていることも多いようです。
今回のご質問をご紹介します。
*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
私は過食症です。
食べている自分が嫌で、太っていく自分が醜くて仕方ありません。
でも食べることを我慢できず食べてしまい太っていく一方です。
痩せたい願望があるのに、食べ続けてしまうため痩せることが出来ません。
親に当たって、妹にも怒られ、皆に迷惑かけて、毎日泣いています。
過食を治して体重が減り、自分に自信が持てたらもっと笑って過ごせると思います。
まず初めに何をしたらいいでしょうか?
ご質問をありがとうございます。
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1.治るために、まず必要なこと
2.自信って、ホントに必要?
3.必ず笑える日が来るから
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1.治るために、まず必要なこと
ひとことで言うなら、
治療者と出会うこと。
あなたが「この人なら」と思える治療者(医師・カウンセラー)と出会っていくことです。
治療の中で、
きっと嫌になることもあると思います。
治療者から言われた言葉に傷つくことも、
あるかもしれません。
ホントにこのやり方で治っていくのかな?と
不安にかられることもあると思います。
だからこそ、言葉にしてみてください。
その想いを、そのまま言葉にして
ぶつけていきましょう。
あなたの治療者は、あなたが選んだ人なのです。
あなたが真剣に選んだのなら、あなたも同じように心を開いていくことが
必要なのではないでしょうか?
2.自信って、ホントに必要?
これ、とても勘違いが多い話題です。
■よくある勘違い
・自信があれば、体重なんて気にならなくなる
・自信をつければ、人に振り回されない
・自信がつけば、治る・・・etc.
私はどれも間違いだと思っていますし、
私自身は自信があったから治ったとは思っていません。
中学時代の塾の先生で、
私が恩師と慕う女性はこう言いました。
「自信がないのが、自信だ」
本当にその通りです。
自信がないから慎重になる
自信がないから入念な準備をする
自信がないからじっくり取り組む
これは、摂食障害が治る時も同じなのです。
すぐに「自分は、こんなに変わった!」という人ほど、
回復を過大評価している印象を受けます。
気楽な転院を続ける人は、
じっくり考えるという「準備」が足りないと思います。
かつての私もその1人ですが^^;;
「治らない」とすぐに言う人は、
今すぐの結果ばかりを求めて、
「じっくり取り組む」から離れてしまっています。
同じですよね?
自信なんて、無くてもいい。
自信がないからこそ、じっくり回復に向かっていきませんか?
3.必ず笑える日が来るから
先が見えない不安、本当ツライですよね。。。
誰も分かってくれない
誰も信じられない
誰も味方なんていない・・・etc.
そう思えば思うほど、酷くなって
詰め込みたくなって
ホントに食べたいのか、食べたくないのか
美味しいのか、美味しくないのか
それさえも分からなくなってしまう。。。
だからこそ、たった一人の味方と出会ってください。
それが、あなたの治療者だといいなぁと思っています。
もし、まだ出会えないでいるなら、
出会えるための行動を続けてみてください。
続けている最中に出来ることは、
あなたがあなたの味方になることです。
ちょっと出来たこと
ちょっと上手くいったこと
それらを、あなたがちゃんと認めて、ちゃんと誉めてあげてください。
味方の選び方・みつけ方はこちらです。