治そうって思うのがしんどい時には

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害に悩むご本人だけではなく、
熱心なお母様にも、陥りやすい状態です。

なんだかグッタリ。

治そうって、思えていたのに、
今は、そんなのどーでもいい。

ちゃんと向き合おうって思ったのに、
向き合っても嫌になるばかり

頑張ろうって思っても
頑張れないし

これまで頑張って、頑張り過ぎて摂食障害になったのに、
治るためには、まだまだ治すことを頑張らないといけないの?

そんなこと、もう出来ない。。。

・・・

こんなふうに、「治ること」に疲れてしまう時期って、必ずあると思います。

必ずあるのだから、
そんな気持ちも、クチに出したらいい。

摂食障害って、食べること・生活することそのものだから、
「一旦、離れる」ってことができなくて、
「ちょっと休憩」も無くて、
だからしんどいですよね。。。

頭の中も休まらなくて
心の中がいつもざわざわして

考えるのを辞めようって思っても、
いつもいつも頭の中をグルグルしていて

「もう考えたくない」って思っても、
やっぱり考えてしまって

「疲れた」って思っても、
心は全然休めなくて

どーにも、こーにもならない時期に、
周りが一層キラキラして見えて

「今の自分」にますます落ち込む。。。

そんな場面、私は数え切れないほど経験しています。
そんな時期、私には、とてもとても長くありました。

だから、「『治そうって思うこと』に疲れた」と言ってもイイ!と言えるのです^^

誰しも疲れるし
嫌になるし
治そうとすること自体、投げ出したくなるものなのです。

でも、そこが分かれ道です。

ホントに投げ出してしまうのか
やっぱり踏みとどまるのか。

二者択一かもしれません。

私の1番のオススメは、二者択一には変わりないけれど、「ゆるめる」です。


踏みとどまって、ゆるめる

繰り返し書いていますが、
摂食障害に自然治癒は無いと思っています。

だから、治りたいという気持ちが1%でも残っているなら、
「踏みとどまる」という選択をしてほしいと思っています。

でも、疲れ切っている時に、
これまでと同じペースで「治ろう!」とすることは、しんどいはずです。

同じペースで無くても、
「ゆるめる」ことで
「治ろう」という気持ちと行動を続けていくのです。


目指すは、とりあえず、現状維持!!!

上ばかり見ていたら、
首も痛くなりますよね(笑)。

上ばかり見るのを辞めたら、
ちょっとラクになるかもしれません。

すごい回復を目指すよりも
「今日1日」を生きていくこと。


もっと頑張ろう!よりも、
「今日まで頑張ってきたこと」を認めてあげること。

そんなことを、ずーーーっと続けていると、
「やる気」が再び沸いてくるはずです。

『やっぱり治りたい』

そう思えたら、「治りたい気持ち」はホンモノです^^