菓子パン過食から、「ケーキを美味しく食べる」に変化

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

先日、スタバで抹茶ケーキを買ってきました。
スタバではスコーンを買うことが多いので、このケーキは初めてです。

■スタバの抹茶ケーキ

おいしかったです!
また今度買おう(笑)。

今は、1個のスイーツを買って
わざわざお皿に出して
フォークも用意して
お茶を入れて、、、

「美味しい!」って、食べています。

美味しいから、嬉しい。
美味しいから、大満足。

たった1個で、大満足できるのです。

でも、過食の時は、全然違いました。。。

今でも鮮明に覚えている場面があります。
真夜中のコンビニ。。。

過食が、人生で1番酷かった時期でした。
真夜中にソワソワして、過食衝動にかられていました。

真っ暗の中、自転車でコンビニへ。。。

何が欲しいとか、
どれが美味しそうとか、
そんなワクワク感は一切なく
ひたすら、菓子パンを手にとってカゴに入れる「作業」。

そして、お会計。

支払いをした直後、菓子パンの袋を引きちぎって食べる ようとする私に、

「店内飲食禁止」

若い男性店員さんから言われました。。。

すごーく恥ずかしかったです。
自分って、こんなひどい状態まで落ちたんだ、、、
そう思って、やりきれない悲しみでいっぱいになりました。

過食でどんどんふえていく体重に嫌になっているのに、フツーに食べられない自分。
美味しいのか美味しくないのかもわからないまま、詰め込んでしまう自分。

そんな日々の繰り返しでした。

・・・

摂食障害が治ったから、過食しなくなったのではありません。
過食しなくなったから、摂食障害が治ったのでもありません。

ココ、勘違いされやすいです。

「治った」「変わった」と言えるのは、心です。

心が変わり
生き方が変わり
言いたいことを言って
やりたいことをやる人生。

それが少しずつかなっていったからこそ、摂食障害が治っていったのです。

心が変わる」とは、体重だけの治療ではありません。
無理やり食べて、体重だけ増やしていく。
体重を増やすためなら、何を食べてもいい・・・。

そんな拒食症の入院治療を振り返って、母のホンネはこちらです。