摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
食べることがフツーになること。
「すぐに太る」が無い身体。
やりたい仕事をやること。
これは、摂食障害真っ最中だった頃の私が漠然と憧れていたことです。
憧れといっても、ただボンヤリと抱いていました。
「どーせムリ」と思っていたので、ワクワクした気持ちもありませんでした。
なぜ、イライラするのか。
どうして、こんなに太りやすいのか。
「やりたい仕事」なんて、どこにも無い・・・etc.
ずーっとそんな想いでした。
イライラするから、病院で処方されたクスリを飲んでも、その場しのぎにしかなりませんでした。
「すぐ太る悩み」を診察室で話しても、「体型へのこだわり」としか考えてもらえませんでした。
「やりたい仕事」を求めて就職活動しても、給料と有給日数だけを見てしまうようになっていきました。
結局、何やっているんだろう。。。
何のために生きているのか。
何のために食べるのか。
こんなに辛くて苦しくて誰も分かってくれないけれど、どうして毎日食べないといけないのか。。。。
だれも、答えてくれませんでした。
だから、ずーーーーっと考え続けたのです。
その場しのぎではなく、心の根っこと向き合うこと。
誰かがイイと言っている方法ではなく、自分に合う方法。
やりたい仕事ができる会社ではなく、自分がやりたい仕事を作るということ。
何年も何年もかけて、少しずつやってきたのです。
決して、順調な道のりではありませんでした。
何度も心が揺らぎ、心がボキボキの折れていきました。
でも、ある時からこんな想いが沸いたのです。
どうせ生きているなら、
言いたいことを言って
やりたいことをやって
食べたいものを食べて
少しは笑って生きていきたい。
スゴイ夢を目指さなくても
スゴイ人なんかにならなくてもいい。
ただ、毎日がちょっと楽しい・ちょっと嬉しいと感じられる日々を送りたい。
そう思ったのです。
なぜ生きているのか?と問えば、何も素晴らしい答なんて未だに見つかっていません。
見つからなくても、「今」という時間を生きていくほうがずっと大事だと思っています。
見つけることだけがイイことではなく、
見つけないとイケナイことでもなく、
今、「ちょっと楽しい・ちょっと嬉しい」のほうが、ずっと幸せだと思うのです。
摂食障害の頃の私は、自分が治るなんて思っていませんでした。
でも、上記のように「どうせ生きているなら・・・」という気持ちだけはありました。
理想を描いてワクワクしても
理想通りにならないからといって、全てがダメと思わず。
理想ばかりを求めず
理想と同時に、今できることを1つずつ。
そんな積み重ねが、「治る」につながるのではないでしょうか?
イライラし続けた日々にも、
「ちょっと食べるとすぐ太る」体型にも、
やりたい仕事が見つかならない悩みにも、
ちゃんと「終わり」が来ました。
それは、決して私の摂食障害が元々軽かったわけではありません。
自分の「生き方」を変えることに、取り組み続けてきた結果です。
摂食障害が治って、
やりたい仕事で自立して、
いろんな友達に恵まれる生活。
摂食障害の頃の私には、想像も出来なかった未来が、今の現実になりました。
【未来は、想像を超える】
摂食障害が治るということが、どんなに素晴らしいのか。
摂食障害無しの生活が、どんなに心地いいものなのか。
きっと、想像を超えるほどの豊かさがあるのです。
そんな豊かさを、摂食障害に悩む一人ひとりの方に手に入れてほしいと思っています。
誰かのせいにするのではなく、
過去を恨み続けるのではなく、
「自分」に焦点を当てること。
すべてのスタートは、やっぱり「自分」です。
自分が変わるということ。
主人公はあなたです!