摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
いろんなクライアント様にお会いしていますが・・・
とても気になることがあります。
それは、
ホントはもっと早く治るはずの人が、長年治らないまま悩んでいる事実
です。
今、摂食障害が長期化している人
もう治らないんじゃないかと思っている人
自分なんて、ダメな人間だと思い込んでいる人
今回の内容は、そんな方にこそ、ぜひお読みいただきたいです。
摂食障害が長期化している人は、2パターンに分けられます。
ココが、大事なポイントです。
長期化している人は
(1)実際に、摂食障害がかなり重症な人
(2)摂食障害の「合わない治療」でムダに長引いてしまっている人
もちろん(1)の中には、治療を受けていない(もしくは継続できていない)ことによって、重症になっている人も含みます。
ですが、私がとても気になるのが(2)です。
ホントはもっと早く回復できたはず。
そこまで重症ではないはず。
それなのに・・・何年も何年も回復が進まない状態に陥っている人が多い、という印象を受けています。
合わない治療で、「自分の摂食障害って、相当ひどいんだ」と思ってしまっていませんか?
合わない治療
↓
回復が進まない
↓
どーして治っていかないんだろう。。。
↓
自分の摂食障害って、相当ひどいんだ
↓
落ち込む
↓
その後:実際、摂食障害がひどくなってしまう。
合わない治療で、「自分なんて、ダメな人間なんだ」と思ってしまっていませんか?
摂食障害は、心の病気です。
そのため、回復が進まない自分=ダメな自分 と思ってしまいがちです。
合わない治療
↓
回復が進まない
↓
どーして治っていかないんだろう。。。
↓
自分はダメ人間なのかも。。。
と、さらなる自己否定につながっていませんか?
きっと、心がしんどいから、やっとの思いで病院行ったりカウンセリングを受けたはずです。
そこで「合わない治療」に出会ってしまって、さらなる自己否定につながってしまうなんて、本当にもったいないと思います。
確かに、「選び方」は大切です。
でも、一生懸命選んでも、上手くいかないこともあるのです!
あなたは、悪くない^^
合わない治療の最大のデメリットとは
摂食障害の合わない治療の最大のデメリットをひと言でいうなら・・・
ムダな長期化 です。
もっと早く治るはずの方が
すごく年数を費やしても治っていかない状態に陥ってしまいます。
年数を費やすということは
あなたの大切な10代20代の時期を失うということです。
もっと早くに摂食障害が治っていたら
10代20代の時期を、一般的な女の子と同じように満喫できたのです。
摂食障害の合う治療とは、ゴールが一致していること
では、「摂食障害の合う治療」とは何なのか?
以前、こんな記事を書きました。
【病院・カウンセリングの選び方】相性がいい治療者と分かる時
これは、出会った後、あなたの中に湧き上がる「気持ち」についてお伝えしています。
では、「合う治療」と出会う前に、見極めるコツをひとことで言うなら
ゴールが一致してること
です。
あなたが、摂食障害の回復として目指すゴールと、あなたがネット検索などで見つけた医師・カウンセラーが目指すゴールが、本当に一致してるかどうかです。
以前のメルマガにも記載しましたが・・・
残念ながら多くの医師・カウンセラーは、「摂食障害からの卒業」を目指してはいません。
そのため、あなたが拒食・過食の症状がゼロになって、摂食障害の発症前と同じ生活を取り戻したいなら、「卒業を目指している医師・カウンセラー」が「合う治療者」になります。
ちなみに、当オフィスのカウンセリングでは、卒業基準として2つを設けています。
・症状ゼロ
・安定した社会生活が半年以上続くこと
拒食・過食がない。生理も自然回復して周期的に来ている、体重もふつう。
その状態で、学校・仕事といった「安定した社会生活」が続いていくことです。
ここで注意することが1つあります。
ゴールの一致が大切であって、温度差の話ではない、ということです。
温度とは、やる気です。
摂食障害の回復には、時間がかかることが多いです。
そのため、あなた自身がイヤになってしまったり、やる気が停滞してしまうことがあると思います。
その時、医師・カウンセラーのほうが、当初の「やる気」「熱意」を継続して持ち続けていると、あなたは「合わない」と勘違いしてしまいがちです。
これは、お風呂の温度で考えると分かりやすいかもしれません。
あなたが慣れ親しんだ「快適な温度」と「効く温度」は、違う可能性があります。
「効く温度」に違和感を覚えたり、「効く温度」を苦痛と感じたりすることがあるかもしれません。
でも、医師・カウンセラー側が、「効く温度」を、あなたに合わせてしまうことは、決してゴール達成につながらないのです。
摂食障害の回復のための医師・カウンセラーを見つけていく場合は、事前にサイトなどを読みこんだり、問い合わせをしたりして、同じゴールを目指せそうかどうかを、確認していきましょう。