摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
すっごくよくいただくご質問です(笑)。
ほぼ初めて取り上げます。
摂食障害の経験談 先生のお母様は、カウンセリングで変わられたんですか?
結論から言うと、、、
母は、自発的・自主的に変わりました。
母は、私のことを「頑固!」といいますが、母も結構「頑固!」です。
幼い頃からの子育てが
摂食障害になろうとも変わらなかったのは、母が頑固だから。
でも、私のこと・摂食障害のことを、しばらくの間理解できなかったのも、母が頑固だから。
そして、母が変わったとき、周りに何を言われようとも動じないです。
この時は、頑固が大きなメリットだったと思っています。
1.この話題をブログで取り上げなかった理由
全然ちがうから。
タイプが違うのです。
このブログを読んでくださっているお母様方=母親カウンセリングでお会いするお母様方
と言えると思います。
似たタイプという意味で。
カウンセリングでお会いするお母様全員に言えるのは、、、
頭脳型
です。
つまり、とっても聡明です!
知りたい
学びたい
考えたい
努力したい
といった素晴らしく学習意欲が高いお母様方です。
そこに、感情が伴い、「きちんと感」が外れていくと、スゴイ変化がどんどん出てきます。
一方で、、、
我が母の関わり方を一言でいうなら、
現場主義
です。
多分、摂食障害の本なんて全く読んでいないと思います。
「読んでもよく分からない」
「ウチの子とは、ちがう!」という感情が真っ先に出ます。
仮に本を読もうとしても、、、寝ちゃう(笑)。
学ぶことにも積極的ではなく
カウンセリングや精神科医のもとに通うのも
私が通って!と言ったから、形だけ通い変化はありませんでした。
でも、現場主義!なので、、、私とはいつもいつも体当たりでした。
現場主義の『現場』とは、家庭であり、親子関係であり、子育ての在り方、そのままでした。
そのままだからこそ、
・過食症でも、歩きながら食べるなんて絶対許さない
・過食衝動でも、真っ暗の中コンビ二に行くなんてダメ
・食にこだわりがあっても、高価な食品をわざわざ買うなんて無理
といったブレナイ軸は、私が摂食障害の時も、当たり前にありました。
2. 摂食障害の回復には、「変わる順番」がある!
摂食障害のお嬢様に、カウンセリングをお勧めできないタイミングがあります。
お母様が変わるのが先です。
全てのお母様に、母親カウンセリングは必要です。
我が母がカウンセリングに積極的では無かったにもかかわらず、こう言えるのは、理由があります。
それは、、、
すでに、お母様がネット検索しているからです。
ネット検索 = 問題意識
家族の中で、1番早く問題意識を抱き、行動を始めた人(=ネット検索した人)が、1番早く変わる人なのです。
何事も順番があります。
なので、お母様から検索を開始したにもかかわらず、「娘にカウンセリングを受けさせよう!」というのは、残念ながらムダな努力といえます。
ムダな努力で、お母様が消耗する前に。
「待つだけ」で、貴重な10〜20代の時を失う前に。
まずは、お母様が摂食障害について正しい知識を身に付けましょう!