摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
・お米がこわい
・おかずは食べられるようになったけど、お米だけは抵抗がある
・炭水化物なしで、何年も過ごしている
という方にオススメの情報をお届けします。
お米が食べられない方は、とても多いです。
また、ご飯の量をかなり厳格に測ってしまう方も多いです(私も拒食時代やっていました)。
さらに、食べてるはずなのになかなか体重が増えないという方、食事したはずなのにすぐお腹が空いてしまう方、異常な食欲に悩んでいる方、そんなに食べてないはずなのにどんどん太ってしまう方など、「お米」がカギになっているかもしれません。
拒食・過食のご本人様だけではなく、拒食・過食の治り方わからないというご家族にも役立つ情報となっています
結論からいうと、私は、拒食・過食の回復のカギは、「お米」だと思っています。
今回はその3つの理由を解説していきます。
ご飯が美味しいが再び戻る
まずは、拒食・過食の回復の結論ですが・・・
「ご飯が美味しい!」という感覚が戻ってくると言えます。
これは本当に多くのクライアント様からいただく声です。
・ご飯ってこんなに美味しかったんだ
・ずっとご飯食べなかったなんてもったいなかった
・ご飯食べるとお腹にしっくりくる・・・etc.
回復に向かって行くときこうした声が、クライアント様から自然と湧いてくる場合がとても多いです。
私は、決してご飯を毎日何 グラム 食べなさいという指導をしているわけではありません。
あくまでも、私は心理カウンセラーですので、心の話をしているだけです。
ただし、「栄養がないとイライラするよ」「栄養がないとソワソワする」「栄養不足からの過食症というのは起こり得る」というお話はしています。
炭水化物を食べていいという心の変化
拒食・過食の入院などで強制的に食べさせられる場面を除いて、家では食べる事ってある程度自由かと思います。
中にはお母様が食べるものをすべて管理したり、「もっと食べなさい」といった発言をしてしまうことが見られます。
ただし、それは拒食・過食の回復には、逆効果であることをここでも強調しておきます。
・太るのが怖いけど食べてみよう
・普通に食べられるようになりたい
・友達との外食が自由になりたい
そんなふうに自らの心が変わる時、食べようという気持ちが沸くのです。
もちろん、人によってはそのままスムーズに食べられるようになる方もいれば、頑張って食べてやっぱりすぐに力が尽きる・・・ということを繰り返す方もいらっしゃいます。
個人差は大きいです。
本当に大事なのは、心の変化から食べられようになっていくというプロセスです。
決して強制して食べるようになっても、ホントの意味で拒食・過食の回復ではありません。
太る食べ物なんて本当は存在しない
メディアのせいというのは強引な言い方かもしれませんが・・・テレビや雑誌インターネットで溢れている情報があります。
それは「痩せる食べ物」「太る食べ物」という言葉です。
お米に限らず言えることですが、植物や動物はあなたを太らせるために存在しているのでありません。
お米というのは大抵の場合、日本の農家の方が一生懸命育ててくれたものです。
天候にさらされながら、今回の収穫量はどれぐらいなのか、きっと心配されながら、それでも一生懸命、育ててくれたもの作物ではないでしょうか。
お米はお米として存在する。
ただそれだけです。
お米があなたを太らせようと思って、成長してきたわけではありません。
稲というものが、あなたを太らせようとしているわけではありません。
血糖値をあげさせるために白米というふうに精製されたわけではありません。
私がカナダに留学中、ご飯とは何てヘルシーな食べ物なんだと感じていたことがあります。
なぜなら、原材料が米と水だからです。
パンでも、レシピによってはバターや油分を一切使わない方法もあります。
ただし多くの場合は、バターやチーズと共に食べることが多いのではないでしょうか?
でもご飯は、米と水を合わせ、火にかけただけです。
これほどヘルシーな食べ物って他にはないのではないでしょうか?
お米に関するブログ記事。4年前の記事ですが、もっとも読まれている記事をご紹介します。
拒食・過食の「お米が食べられない」