カウンセラー中村綾子です。
勉強がツライと
・どうして勉強しないといけないの?
・勉強して何になるの?
・何のために、毎日宿題がでるの?
という疑問がわくことと思います。
同様に、摂食障害でも、
・どうして治らないといけないの?
・どうして食べないといけないの?
・どうして生きていかないといけないの?
という疑問を抱く方が多いです。
まず、ご家族の接し方としては、どんな疑問に対しても、
・ごまかさない
・逃げない
・正論で説得しない
ことを大切にしてほしいと思っています。
実は、上記の2つに分けたギモンは、実は重なる部分が多いのです。
どうして勉強しないといけない?
どうして治らないといけないの?
という2つは、つまり・・
どうして生きていかないといけないの?
です。
これについて1冊の本をご紹介しながら「接し方」についてお届けします。
どうして勉強しないといけないの?
中学受験生に伝えたい 勉強よりも大切な100の言葉 「二月の勝者」×おおたとしまさ [ 高瀬 志帆 ]
P25
この本の中で「たくさん勉強したひとほどこの問いにはカンタンに答えてくれません。」とした上で、以下のように教えてくれます。
「一つ確かなことは、人間には知的欲求があるということです。」
さらに・・・
「栄養バランスのとれた勉強として、やっぱり学校の勉強を主食にするべきなのです」
運動だけ
音楽だけ
ゲームだけ
ではなく、
学校で学ぶような基礎学力をバランスよく、という意味ではないでしょうか?
私も同感です。
●●の天才!といわれるスーパーキッズが、時々テレビなどで取り上げられますが・・・「栄養バランスのとれた勉強」がないがしろになっていないのかな・・・と考えるほうです。
私が「どうして勉強しないといけないの?」に答えるなら・・・
私なりの回答は、
「楽しいから」
です。
知らないことを知る喜び
分からないことを分かるようになる楽しさ
出来なかったことが出来るようになる達成感
これは、勉強独特の「楽しさ」「面白さ」だと思っています。
そして、上記の本の通り、本来人間には「より良くなりたい」という向上心が宿っていると信じています。
一般的な発達で言えば、
赤ちゃんが自然にハイハイするようになり
自然に歩くようになり
自然に走り出すように。
自らの好奇心と向上心に突き動かされて、より良くなるために自然に「勉強」を重ねていくものなのではないでしょうか?
勉強する理由も、治る理由も同じ
私がお伝えしたい答は、たった1つ。
自由になるため。
知識が広がれば、これまで苦しめられてきた「思い込み」から自由になれるかもしれません。
摂食障害やその他メンタルの病気が治れば、これまで心身ともに制限があったものに、自由に取り組めるはずです。
だから、
勉強することも
治ることも同じ
自分を自由にしてくれるツールだと私は信じています。
そのために、今できること。
心身が健康なら、より良くなるために勉強してみてください。
その意味での勉強は資格試験に受かるとか、何点とれるとか、そういう意味でなくてもいいと思っています。
1冊の本を読むことも
TVのニュースを見て自分の頭で考えてみることも
勉強の1つではないでしょうか?
もし、今、心身が健康では無い状態なら、回復することを第一に生活してみてください。
回復方法を勉強するのも1つです。
でも、一般的な勉強は、心身の健康があってこそです。
その順番を取り違えなく。
そして、私は今も「働き方」について勉強し続けています!
【働き方】カウンセリング日と休日の「間」の日