
病院に連れて行けば治ると思っていませんか?
摂食障害専門カウンセリング・中村綾子です。
お嬢様が拒食症と診断され、専門の病院へ通わせることで、親としてまず一つ責任を果たせたと感じていらっしゃるかもしれません。
しかし、ただ体重を戻すための通院だけでは、拒食症の根本的な解決に至らないケースが非常に多いのが現実です。
衝撃のアンケート結果:7割が「むしろ痩せたい」と願っている現実
摂食障害YouTubeで、「あと何kgまでなら体重が増えてもいいと思いますか?」というアンケートを実施しました。
その結果、実に71%もの方が「0kg(むしろ、痩せたい)」と回答したのです。
この数字が意味するものは何でしょうか。
それは、表面上は毎回の通院を嫌がらずに続けていても、「治りたい」とクチでは言っていても、心の中では「痩せたい気持ち」が治っていないということです。
病院で体重を増やすだけが「治療」とされがちですが、お嬢様の心がそれを受け入れていなければ、回復への道は難しいです。
お嬢様の「食べられない」という状態は、単なるわがままではなく、心の奥底からの悲痛な叫び、まさに「心SOS」なのです 。
拒食症は「愛情不足」ではなく「心のSOS」
ご家族にご理解いただきたいのは、お嬢様のSOSは、決して「愛情不足」が原因ではないということです。
摂食障害は「心の病気」です 。
一人ひとり心のキャパシティが違うように 、お嬢様はもしかしたら、とても繊細で、ストレスを抱え込みやすい個性をお持ちなのかもしれません 。
周りから見れば「仲良し家族」の「雰囲気」の中で、本当は言いたいことが言えずに 、ずっと一人で心の中に溜め込んできたのかもしれません。
回復への鍵は、お母様から始める「本音が言える空気づくり」
では、どうすれば、拒食症のお嬢様の固く閉ざした心を開き、回復へと導くことができるのでしょうか。
そのために最も重要なのが、ご家族間で「本音を言っても大丈夫」と感じられるコミュニケーション、安心できる「空気」を作っていくことです 。
お嬢様の「食べられない」というSOSを、まずは心のサインとして正しく「理解」することから始めましょう。
しかし、長年のコミュニケーションの癖を急に変えるのは難しいものです。お母様ご自身も、どう接していいか分からず、不安でいっぱいになってしまうかもしれません。
だからこそ、お母様自身が、まず専門のカウンセリングを受けることを強くお勧めしています。
お母様が専門家と話す中で、摂食障害への正しい理解を深め、お嬢様への効果的な関わり方を学ぶ。それこそが、お嬢様の回復への一番の近道となるのです。
摂食障害は、必ず治る病気です。
お嬢様の未来のために、まずはお母様から一歩を踏み出してみませんか?
お母様のための摂食障害専門カウンセリングをご用意しています 。
一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
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