名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。
私のカウンセリングには、いろんなクライアントさんがいらっしゃいます。
もちろん、10~20代の学生さんもいますが…
中には、結婚・出産をした後も、摂食障害に悩み続けているクライアントさんたちがいます。
彼女たちは、一定期間、「生理のある身体」になりました。
だから、恋愛・結婚・妊娠・出産できていたのです。
けれど…
妊娠中の体重増加にパニックになったり、
新生活にストレスが倍増したり、
ママ友が出来ず、孤立したり…etc.
心がついていかず、摂食障害の症状が再燃してしまうのです。
結果…子育ても新生活も崩壊の危機にさらされてしまうのです。
・・・・
この様子に、あなたは何を思いますが?
生理が戻った時期には、体重は「ふつう」だったかもしれません。
でも、回復から「置いてきぼり」にされてしまった物があったのです。
また、私自身も、妊娠を「選べない身体」なのかもしれません。
摂食障害という病気
「間違った治療法」に気づけなかった後悔です。
ちょっと暗い体験談ですが、「事実」として、お付き合いください。
摂食障害で通院を始めた2006年1月。
当初から、不眠に悩まされていました。
そのため、安定剤・抗うつ剤・睡眠薬など、いつもいつも何かを服薬していました。
治らないまま、結婚を考えていた時期もありました。
そこで、当時通っていた心療内科で聞いてみました。
「子どもを産むって、薬の影響は大丈夫なんですか?」
その女医さんから、思いがけない言葉がありました。
「リスクはあるよね」
奇形児が生まれるリスク・・・。
ずっと飲み続けた薬。
それらの影響があるかもしれない。
そうした答えでした。
この時、ものすごく後悔しました。
フラフラになるほど、大量の薬を処方されていた時期。
何を飲んでも、心は落ち着かず。
どれだけ飲んでも、拒食・過食は治らず。
たくさん飲んでいるのに、夜は眠れない・・・etc.
そうした事実に気づくべきだったのです。
薬を拒否すればよかった。
薬以外の方法を、探せばよかった。
薬のリスクを、最初から聞けばよかった・・・etc.
もう遅かったのです。
私は子どもを持つことを完全に諦めました。
上記の会話より何年も前に、生理は回復しています。
それ以降、ずっと順調に生理はあります。
そして、薬を完全に辞めてからも、長い年月が経っています。
それでも、諦めたのです。
もし、健常児では無い子が生まれたら、私の心が崩壊してしまうからです。
自分を責め
過去の治療法を責め
数々の主治医を恨むことになりかねないからです。
・・・
だから、あなたにお伝えしたいのです。
今の治療法で、大丈夫ですか?
体重の数値が、全ての基準になったり。
食べている量を、毎回チェックされたり。
一旦、体重が基準に達すれば、「治った」ことにされたり・・・etc.
そんな治療で、あなたの心は治っていきますか?
摂食障害は、心の病気以外の何物でもありません。
薬では、心は治せないのです。
標準体重になることだけが、ゴールではないのです。
心が変わるときは、やっぱりコレが必須なのです^^