摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
『モノで摂食障害の心は治らない』
・「買って!」と頼まれると、何けんもハシゴしています
・「二人で旅行したい!」というから、よく行っています。
・少しでも癒されるなら・・・と思うんです。
母親カウンセリングでは、こんな声をよくいただきます。
お母様も、娘さんの摂食障害が治って欲しくて必死だったことと思います。
でも、今、こう思っていませんか?
「治らないんです!」
「お金がドンドンかかるんです!」
残念ながら…
すべての欲求に応えることが、娘さんを受け入れることだと、勘違いしていませんか?
まずは、3つの問いに答えてみてください。
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1.摂食障害とは、何の病気ですか?
2.買い続け、与え続けて、摂食障害の心に変化はありましたか?
3.金銭的に、いつまで、やり続けることができますか?
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きっと、お母様の中で答が出ていることと思います。
その答に、お母様自身が、ハッとされているかもしれません。
摂食障害とは、心の病気です。
たくさんの服やグッズで、部屋の中を埋め尽くしても、心は満たされません。
モノで心は、治らないのです。
摂食障害とは、言葉で伝える代わりに、食で表現してしまう病気です。
次々とモノが欲しくなるのは、心が満たされていないから。
「コレじゃなきゃイヤ!」といつも同じモノしか許せないのは、不安定な心が、安定を求めているから。
結局は、心です。
モノでは無く、気持ちを満たすのが、先です。
与えられたモノにすぐに飽きますが、「モノを手に入れる方法」はずっと大事にできます。
メールだけのやり取りから、顔をあわせる「会話」へ。
モノで満たす関わりから、心を満たす関わり方へ。
心が満たされると、必ず、欲求はおさまってきます。
心が治ると、まずは「方法」の話し合いが出来ます。
そんな変化のためにも、お母様の協力が不可欠なのです。
娘さん1人のチカラでは、難しいことも、
変わりたくても、変われない葛藤に苦しでいることも、
お母様さまからのアプローチがあれば、ずっとスムーズに「変化」を見せてくれるのです。