摂食障害の特別扱い:回復につながっていますか?

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害って、難しい。。。

摂食障害が難しいというより、
摂食障害を難しいと「捉えてしまう」傾向を感じています。

フツーになることを目指すのだから、
フツーに考えることが1番なのですが^^;;

摂食障害の特別扱いについて
考えていきます。

もし、足を骨折したら・・・

年齢・性別を問わず、家族に車で送迎してもらうことがあると思います。

送迎は、「治るまで」という期限付きですよね?
そして、「治そうとしていること」が大前提です。

つまり、

骨折のために通院している(=治そうとしている)。
骨折の回復と共に、送迎のカタチを変える(=一緒に歩いて付き添いなど)
骨折が完治したら、送迎も自動的に終わりになる。

ですよね???


でも、摂食障害の特別扱いが同じように進んでいないように感じています。
とてもよくあるのが、学校の寛大すぎる対応です。

摂食障害だから、出席日数が大幅に免除される
摂食障害だから、遅刻も許される
摂食障害だから、宿泊行事(修学旅行など)が自由参加・・・etc.

「寛大な対応」だけを歓迎し、
何も治そうという行動を何もしていない、ということが多々あります。

その場合、様々なデメリットがあります。

特別扱いしてもらえるのが当然と思ってしまったり

治らなくてもいいやと思ってしまったり

摂食障害でいることがフツーになってしまったり・・・etc.

ご本人が治ろうとしない状況での特別扱いは、
こうしたデメリットのほうがとても大きいように感じています。

まとめると、
冒頭の骨折の例であれば、

「骨折の治療」と「送迎」であり、
「骨折の放置」と「送迎」ではありません。

だから、摂食障害でも

「摂食障害の治療」と「特別扱い」ならOKかもしれませんが、
「摂食障害の放置」と「特別扱い」は、デメリットが大きいと言えるのです。

そして、回復と共に、
特別扱いのカタチが変わっていくのは当然なのです。

心が変わるから、
特別扱いされることに違和感が生まれます。

心が変わるから、
ずっと特別扱いされることに「恥ずかしい」という気持ちになります。

心が変わるから、
自分から動き出すのです。

摂食障害の症状がゼロになるのは最終ゴールです。


症状がゼロになるか・ならないかという問題以前に、
心が変わっていくことが必要なのです。

決して、周りが叱咤激励するのではなく、
決して、「もう大丈夫ね!」と早すぎる安心を抱くのではなく、
決して、「勝手にしなさい!」と突き放すのでもなく、

周りが見守るって、大事なことなんです。