摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
食べるって、本能。
食欲って、本能。
本能なのに罪悪感???
いつから、食べることに罪悪感がありますか?
どんな時に、罪悪感が大きくなりますか?
罪悪感があると、どんなダメなことがありますか?
私たちは、生まれたばかりの頃、食べる罪悪感なんて持っていませんでした。
罪悪感は生まれながら持っているわけではなく、
後から出来上がってしまったもの。
だから、、、
無くす
消す
考えない、、、
ではなく、
もっともっと深く
もっともっとしっかり
考えて欲しいのです。
食べることの罪悪感って何だろ???
今回は以下の3つから考えて行きます。
これらをヒントに、【深く】考えてみてくださいね^^
(1)私が考える「食べる罪悪感」とは
「食べることの罪悪感」をひとことで表すなら・・・
最大の自己否定
です。
理由は、自分の本能を否定していることだから。
まず、
食べちゃダメ!という強烈な気持ち・考えがあるから、
「食べること」が【罪】になり、
【罪】なことをする自分に「罪悪感」が沸くのですよね。
食べちゃダメ!と同様に、
痩せていなければいけないという強すぎる気持ちも、
太ってはいけないという思い込みも、
太ったら嫌われるという恐怖も、
実は、ぜんぶ一緒。
根っこの部分では。
自分の欲求を
自分で精いっぱい否定して、
「食べちゃダメ!」と言い続けるから、
ますます「食べることの罪悪感」が大きくなるのです。
つまり、
自分で、自分を、苦しめていること。
それに気づいてあげることは、
変わる第一歩です^^
(2)罪悪感を無くそうとする人がハマるコト
罪悪感なしのスイーツ
罪悪感を持たない食べ方
罪悪感なしで食べるには・・・
こうした言葉に、ハマっていませんか?
もっと、根本を考えましょう!!!
罪悪感と一緒に生まれて来た人はいません。
罪悪感を「持ちなさい!」と誰かに強制されたことは無いはずです。
だから、考えてみてください。
・いつから「食べることに罪悪感」が沸いていますか?
・どんな時に「食べることに罪悪感」が大きくなりますか?
・「食べることの罪悪感」は、食べもの・人・時間帯によって変わりますか?
・「食べることの罪悪感」が全くないことは、最近ありましたか?
・もし、「食べることの罪悪感」が無くなったら、何を食べたいですか?
・「食べることの罪悪感」が無い時、あなたはどこで何をしていますか?
ラストの2つが、あなたの未来への質問です。
本当は、そんな生活がすぐそこにある。
変わるのは、あなた次第ですから^^
(3)食べる罪悪感が変わる時、、、
私が摂食障害だった頃、もちろん「食べる罪悪感」はとてもとても大きかったです。
でも今は、夜にチョコレートケーキを食べるのもフツーの日です(笑)。
実際の写真はこちら。
食べることに向き合ったから治ったのではありません。
「生きていてもいいかな」と思えるようになったからです。
食べることは生きること。
食欲という本能の否定は、
生きることそのものへの否定。
自分なんかが、生きていてもいいかなぁ。
こんな自分でも、ここに居ていいのかなぁ。
摂食障害からの回復途中、
そんな気持ちが、ふと沸いたのも【この時期】があったからです。
休めない人こそ読んでほしい記事です!