摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
先日、摂食障害専門カウンセリングからクライアント様がご卒業になりました!
卒業アンケートをいただきましたので、写真と文章でご紹介致します。
*掲載許可をありがとうございます。
摂食障害専門カウンセリングを開始する前、どんな状態でしたか?
人生の約半分、摂食障害と共に生きてきました。
多いときは1日3度、毎日のように過食嘔吐をくり返し、10年以上が経過していました。
治し方なんてとうに分からず、何が辛いのか分からぬ出口のない迷路の中で、ただ毎日が辛い、なんとなくずっと辛い、常に心がパンパンで泣けてくる状態でした。
周りに気づいてほしいけれど、触れられたくない、そんな矛盾に葛藤していました。自分ではどうすることも出来ず、誰かに治してほしい、助けてほしいの思いが強かったです。
カウンセリングを通して、変わったこと・感じたことなどを教えてください。
変わったことは沢山有ります。
身体・心が休むとはどういうことなのか、分かった。
人の言葉を心から聞き、その上で必要・不必要を選択できるようになった。
何が食べたいのか、何をしたいのかなど、自分の直感に心を傾けられるようになった等。
そして全てに共通する1番の変化は、”自分を大切にする” が分かったことです。
辛い辛いと言いながら自分を苦しめる行為をしていました。
勿論その自覚があるゆえに、”悪いことをしている”と自分を責め続けていました。
10年以上の年月で、もう何が辛いのかも分からず、ただ日課のように過食嘔吐をしていました。
分かってもらいたいけど、半端に共感してほしくないし、どうせ分からないだろう、そんな思いも有りました。
親への不満、周りに対する劣等感等、妬みがあるけど、人に対して不満を持っちゃいけない、妬んじゃいけない、良い人と思われたい、そう自分を縛りつけて、気づかないふり。
ただでさえ自分のことが嫌いで自信がないのにこんな思いを認めると、さらに自分がイヤになる気がしていました。
でも、カウンセリングを通して、自分に向き合い続けることで、次第に認めることが出来るようになり、怖い怖いと思っていたことが実はそうでもないかもと感じられるようになっていきました。
今まで認めないようにしていた不満に気づく、そして晒け出すことは最初から容易ではなかったし、何より怖かったです。
でも、中村先生が辛抱強く聞いてくれて、徐々に、少しずつ晒け出すことができるようになりました。
勇気を出して伝え、受けとめてもらえたとき、心がとても疲れたけれど、言葉では言い表せない嬉しさが溢れてきました。
良い子じゃなくても受け止めてもらえた。
この感覚を得、自分のままでいいんだ、頑張らなくていいんだ、そして、こんなに “ラク” なんだ、そう感じられるようになりました。
今、摂食障害に悩んでいる方に、メッセージをお願いします。
人生の約半分、辛い辛いと言いながら生きてきました。周りが大学が1番楽しかった、20代(後半)に遊び尽したという中で、正直”悔しさ”はあります。
でも、この道を選択したのは自分、誰のせいでもなく自分なんです。事実を受け止めて、今後は頑張って掴んだ”ラク”を楽しみたいと思っています。
10年以上でも卒業できます。だから、どうか諦めないでください。人生への未練を持ってください。
中村先生を信じて、ぶつかってください。
治してもらいたいの思いが払えなくてもいい、その心をそのままぶつけてほしい。
この文章を読んで、心がざわついた、焦ってしまったのなら、その思いを次回のカウンセリングで伝えてほしいです。
自分に向き合い続けることは、辛くても辞めないで。治したいに変わるときがきっと有ります。
右肩上がりには治りません。
だからこそ”初心”を事有る毎に思い出し、治りたいって1歩を踏み出せた事を大切にしてあげてください。
卒業を迎え嬉しいですが、不安がない訳ではないです。
でも、なんか大丈夫な気がしています(笑)。
皆さんがこの ”なんか大丈夫” と思えるようになる事を、心から応援しています。自分と中村先生を信じて進めば、必ずそのときは訪れます。
改めて、ご卒業おめでとうございます!
本当に、本当におめでとう。
卒業間近になること、これまでのカウンセリング記録をすべて読み返すと、カウンセリング開始時と現在のちがいに、本当に驚きました。
向き合い続けることの大変さと怖さ。
それでも諦めないチカラ。
本当にすばらしいです。
これからも、「ラク」の感覚を大切に、やりたいことをやる人生を手に入れて行ってください。
・・・
いろんな摂食障害の方がいます。
いろんな気持ちがあります。
でも、誰もが「分かってもらいたいけど、半端に共感してほしくない」と一見矛盾するような葛藤を抱えているのではないでしょうか?
もしかしたら、
これまで、せっかく勇気を出して話したのに、ちゃんと聞いてもらえなかったという経験があるかもしれません。
もしかしたら、
これまで、『わかるよ!』と言ってくれた相手に、怒りやモヤモヤが沸いた経験をお持ちかもしれません。
だから、
キズついてしまったんだよね。。。
キズついてしまったのは、本当に辛かったこと。
それはそれは、辛かったよね。
でも、
このブログを見つけて、読み込んでくれているあなたは、心のどこかでは諦めていないのではないでしょうか?
摂食障害が治ることも、
自分の人生を生きていくことも。
だから、治ることを信じて、一歩を踏み出していきましょう。
摂食障害専門カウンセリングは、こちらで受付中です!
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