摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
・過食の記憶がなく、怖くなっている方
・お嬢様の行動が理解できないお母様
・過食の治り方・治療法にギモンをお持ちの方
などに向けて役立つ情報をお届けします!
夜中、起きている時間に過食する人は多いと思います。
また、あまり眠れないまま、朝から過食という人もいるかと思います。
私は、そういう時間帯の過食も多かったですが・・・
何度も「記憶にない過食」があります。
翌朝起きたら・・・
・過食した残骸がテーブルの上にある
・食べた記憶がないのに、胃が重たい
・家族に「夜中に食べたのを覚えている?」と聞かれる
など、ゾッとするような経験はありませんか?
私は、摂食障害で過食が始まって以来、結構長い期間、こうした「記憶にない過食が起こること」が怖かったです。
でも、ネット検索してもあまり情報が得られませんでした。
自分としてはとても怖くて、二度とそういう過食はしたくないことなのに、通院先で話しても、あまり真剣に取り合ってもらえなくて、ますます不安に陥っていました。
だからこそ、私は摂食障害の克服経験者カウンセラーとして、今回のブログで赤裸々に取り上げると同時に、考えられる原因についてもお届けします。
経験談:私の「記憶にない過食」
何度も経験しましたが・・・
1番リアルに覚えている「記憶にない過食」について、改めて記載したいと思います。
それは、実家で暮らすことがどうしてもうまくいかず、無理やり一人暮らしをしていた時期のことです。
その時期は、大学院を辞める・辞めないで、とても悩んでいた時期でもあります。
当時、本当に眠れないことに困っていました。
摂食障害と診断されてから、ずーっと安定剤・睡眠薬などは処方され服薬していましたが、それらが上手く合わない・効かないこともたくさんありました。
それが、過食と重なってしまったのです。
ある日、何もかも自暴自棄になっていき、夜中に過食。
きっとそのまま寝てしまったのだと思います。
そして、きっと、いきなり起き出して、さらに過食が始まったのだと思います。
お菓子などを食べ散らかして、それでも止まらないので買い置きしていたカップの春雨スープを作り・・・・
そして、再び、寝たようです。
*言葉の表現が曖昧なのは、当時でも記憶がなく、過食の残骸からの推測だからです。
そして、、、目が覚めると、机の上にお湯でパンパンに膨れ上がった春雨スープがありました。
ゾッとしましたね。。。
記憶がないものの、
急に起き出して、
春雨を食べることを決めて
お湯を沸かして
カップの中に入れて、、、
そのまま寝てしまう。
もちろん、他の食べ散らかしたお菓子の残骸にもゾッとしましたが、「春雨を作る」という一連の行動をしていた自分が、ホント怖くなりました。
記憶にない過食:3つの原因
これはあくまでも「考えられる原因」として記載します。
上記の通り、主治医に話しても、あまり真剣に取り合ってもらえなかったので、実際のところホントの原因はわかりません。
ただし、回復してからは過食もないし、記憶にない過食も1度も起こっていません。
原因その1:薬
原因その2:反動
原因その3:不眠
どれもこれも重なる部分は大きいです。
不眠でイライラするから、たくさんの薬を処方されていました。
普段から、「食べたいものを食べる」ことがなかったので、夜ぼーっとした時に「ホントに食べたい欲求」が沸くのも当然かもしれません。
食べたいものを食べずにイライラしているから、不眠にもなります。
そして、以前「摂食障害と薬」というブログ記事で書いた通りですが、私は副作用などあまり自分で勉強することなく、処方されるがままに
当時、睡眠薬・安定剤などを沢山処方され服薬していたので、
その影響も大きいと思いますが、
今、服薬されていない方にも、コレを知って欲しいのです。
「食欲というモノを抑えつけた反動」
ひたすらガマン。
ひたすらカロリー制限。
だから、眠くなり始めた時、「ホントの自分」が出て来るのです。
それまで抑えつけられていた「ホントの自分」が、反撃してくるのです。
だから、過食してしまう。
これは、意識がある中での早朝・夜中過食にも同じことが言えると思います。
普通、朝起きたばかりって、ぼーっとしているはずなんです。
そして、前夜の夕飯から12時間くらい経過していても、それほど強い空腹を感じないはずです。
でも、摂食障害の頃の私は違いました。
朝、待っていられないのです。
不眠だったので、5時とか早くに目が覚めていました。
起床直後に、台所に直行していました。。。
早朝に食べたくなることも、夜中に食べたくなることも、摂食障害の頃は、日常的に起こっていました。だから、これらが異常な状態だと気づいたのは、かなり後になってからでした。
記憶にない過食:治し方
治し方とは、上記に記載した「原因と考えられるもの」の真逆をやればいいわけです。
つまり、3つの原因が、
原因その1:薬
原因その2:反動
原因その3:不眠
だったので、治し方は、
・薬が不要になる
・反動が来ないために、ガマンではなく食べられるようになる
・睡眠が解消される
言うは易く行うは難し、ですよね(笑)。
でも、心が回復すれば、これら3つは一気に改善します。
昼間に食べるものでも、対人関係でもガマンしないから、夜でも朝でも「反動」は起こりません。
昼間に、いい友人関係ややりたい仕事で充実していれば、自然な疲れで自然に眠ることができます。
そのため、薬も不要になっていきます(*主治医の先生との相談しながら、ですが)。
だからやっぱり、心。
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