拒食・過食を繰り返してしまう
治ったと思ったのに、また過食しちゃった・・・
そんな状態に陥っていませんか?
もしくは、「せっかく良くなったと思ったのに」と頭を抱えているお母様方も多いのではないでしょうか?
あらためまして、こんにちは!
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
私は拒食から始まった摂食障害で、入院・退院後に過食・過食嘔吐になり、その後良くなったり悪くなったり・・・が続きました。
摂食障害歴7年で克服しましたが、7年間の中では3ヶ月以上過食嘔吐がなくて、このまま治るのかも・・・と思っていたのに、再び過食嘔吐して撃沈・・・ということが何度もありました。
そんな経験があるからこそ、今回お伝えする摂食障害の「再発」「ぶり返し」はとても重要なキーワードです!
摂食障害の「再発」と「ぶり返し」とは?
再発は再び発症すること
ぶり返しは、良くなったり悪くなったりをしている状態
この区別、大丈夫ですか?
冒頭に記載しました、
拒食・過食を繰り返してしまう
治ったと思ったのに、また過食しちゃった・・・
という状態は、まだ回復途中に過ぎません。
再発は、摂食障害から「卒業」した後に、再び発症することです。
ぶり返しは、私の経験談のように「3ヶ月くらい過食嘔吐していない時期があったのに、ぶり返してしまった」という状態です。
摂食障害のイエローゾーン/レッドゾーン
摂食障害の回復について、図解していきます。
(ブログ上の図解は、私がパワーポイントで作成しています)
イエローゾーン:拒食・過食などの症状を抱えながら、学校・仕事を続けている状態
レッドゾーン:拒食・過食により、命のキケンがある状態
*摂食障害の命のキケンは、いつ起こるか分からないですから、イエローゾーンであっても無理やり学校・仕事を続けている場合にはリスクが増大します(私が過食嘔吐時代に大量吐血した話)
摂食障害の長期化で多いのは、やはりイエローゾーンにいる期間です。
イエローゾーンで長期化している場合、
ずーっと摂食障害です。
仕事にも行けれる、学校にも行けれる
昼間は、外で元気に見えるものの
夜は過食嘔吐していたり、休日はひきこもり状態あったり、無気力であったりします。
休養という意味で自宅で過ごしている場合ならOKですが、ウツウツとした気分の場合が多いです。
さらに、、、摂食障害の治り方の勘違いとしてよくあるパターンをご紹介します。
摂食障害はきっかけ1つでV字回復すると思っていませんか?
治るきっかけ探しに奔走する方がよくいらっしゃるようです。
きっかけさえあれば治るという考え方は、この図のようにV字回復を望んでいるのではないでしょうか?
摂食障害にV字回復はありません。
もし、V字回復したら(回復したと思ったら)、次のV字が来そうですよね・・・
VとV
つまり、もう一度、同じ状態まで急降下してしまう、という摂食障害の状態が想像できます。
摂食障害の回復はジグザグだからこそ、ご家族に知ってほしいこと
摂食障害の回復は、V字回復ではありません。
ほぼ必ず、ジグザグしながら進んでいきます。
回復がジグザグしているからこそ、摂食障害のお嬢様を抱えるご家族には知っておいてほしいことがあります。
それは、
「今、摂食障害のどこの回復段階にいるかを見極めること」
です。
回復途中の、一時的な悪化なのか
悪化してレッドゾーンに入りそうなのか
レッドゾーンなのに元気に見えるだけなのか
こうした回復の段階を、客観的にみていくことはとても大切です。
次回のメルマガでは、上記の2つの図解に加え、5つのスライドをご紹介しながら、摂食障害の再発/ぶり返し/回復の段階などについて、動画でお話していきます!
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