【摂食障害】プチ相談という価値。拒食症時代のカウンセリング打ち切り


摂食障害オンライン相談に加えて、25分限定のプチ相談を開始しました。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

*プロフィールはこちら

私の摂食障害は、拒食⇒過食・過食嘔吐という順番ですが…、今回は拒食症と診断されたばかりの頃に通院していた話です。

拒食症:通院開始してから、体重が減った理由

体重って何だろう?

今も昔も、答の出ない疑問です。

摂食障害の通院では、ほとんど全国どこでも、

・毎回、体重測定
・食べたか食べていないか
・●㎏を下回ったら入院…etc.

という言葉が日常的に使われていることと思います(特に拒食症の場合)。

私が拒食症と診断された頃、確かに生理も止まり体重も少なかったのですが、決してダイエットしようと思っていたわけではありません。

ハードな留学生活を終えて、日本に帰国して、大学院入試にも合格!という本来なら晴れ晴れとしたバケーションを楽しむはずの時期に、「なぜか食べられない」という状態に陥ったのです。

このあたりの経緯は、電子書籍『摂食障害 太ることがコワイあなたへ』をお読みください。

通院するたびに、体重!体重!体重!と言われ続け、飲めないといってもラコール(栄養剤)を処方され続ける生活の中で、ますます体重に意識が向きすぎてしまいました。

結果…

通院を開始して間もなく、自己最低体重を記録したのでした。。。

⇒電子書籍『摂食障害 太ることがコワイあなたへ』

体重減少で、カウンセリング終了

その後も、同じクリニックに通院していましたが…

「カウンセリングをやっている場合じゃない」という主治医の判断のもと、ようやく開始したばかりのカウンセリングが終了になってしまいました。

理由はただ1つ。

体重が減ったから。

ただそれだけでした。

体重に困っている・悩んでいるから通院しているのに。
体重が減ると、カウンセリングすら受けさせてもらえない。

矛盾しか感じられないまま、腑に落ちないまま、ただ何となく通院を続けていました。

その後、我が家のまるごと引っ越しもあり、転院しましたが、引っ越しがなくても回復までは続かなかったと思います。

摂食障害プチ相談を開始した理由

*偶然のベストショット(笑)。

カウンセリングは相性が全てだと考えます。
相性というと友達関係などを思い浮かべますが、カウンセリングにおける相性とは「好き・嫌い」という仲良し友達とは、ちょっと異なります。

・人としての相性
・カウンセリング開始のタイミング
・カウンセリング方針への納得
・ゴール設定

特に卒業をめざす継続コースの場合は、事前にプレカウンセリング(複数回)受けていただくことを条件にしています。

一方で、

・カウンセリングに興味があるけれど、他のカウンセリングで上手く行かなかったから不安
・人見知りなので、初対面で話せるか心配
・カウンセリングで治りたいけれど、いきなり高額な支払いはちょっと…

という方もいらっしゃるようです。

そこで、今回のプチ相談開始にあたり、制限を廃止したことと、新たに制限を開始したことをご紹介します。

プチ相談で、制限を廃止したこと

・体重制限を廃止

前述の通り、私自身が拒食症を治そうと思って通院しているのに、体重減少に伴ってカウンセリングが打ち切りになってしまったという経験があります。

果たして、本当に治療的な意味があったのか否か、今でも疑問が残るところです。

当時の私の想いも込めて、プチ相談では体重制限を廃止しました。

ただし、私の基本的な考え方は、「生理が自然回復するまでは、身体の回復が最優先」と変わりありません。

プチ相談で、制限しているもの

プチ相談という新たなご相談方法だからこそ、以下の2つの制限(制約)を設けました。

・おひとり様1回限り
・25分に限定
・募集は不定期

プチ相談は、相性を確かめるための「お試し」です。
そのため、プチ相談だけを繰り返し受講していただくことはできません。

時間も、通常のオンライン相談より短く設定しています。
また、今後の募集は不定期になります(お申込みフォームに記載があるか否かで、判断してください)。

新年度に向けて、摂食障害の回復も新たにスタートさせたい方はぜひご利用ください。
⇒摂食障害専門カウンセリング

*ご本人様・お母様、いずれのカウンセリングでもプチ相談の受付中です(ただし、予告なく締切ます)。