
*自宅療養のはずが、遊んでいるだけ?ひきこもり?
「焦らせてはいけない」
「ムリさせてはいけない」
「今は様子をみましょう」
お嬢様が摂食障害と診断された時や、心のバランスを崩して学校に行けなくなった時、病院や本、ネットで必ずと言っていいほど出会うこの言葉たち。
とくに中高一貫校に通っていたり、進学校に通っていたりする場合、授業のスピードも早く、お母様ご自身が「このままで授業についていけるのだろうか」と葛藤を抱えているのではないでしょうか。
入退院や通院を繰り返しても、家でどう接すればいいのか、どうすれば治るのか分からず、深く悩まれているお母様も多いと思います。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
そのアドバイスを鵜呑みにして、今、お嬢様の摂食障害は本当に「回復」に向かっていますか?
「様子を見る」という名目で自宅療養をしている間に、体重や食事へのこだわりばかりが強くなり、かえって外に出ることを極端に怖がるようになっていないでしょうか。
気付かないうちに、家が「無菌室」になっていませんか?
「毎日暑い中、無理して登校するのは可哀想だから」
「学校の人間関係でこれ以上ストレスを感じてほしくないから」
そうやって、お嬢様を外のストレスから守りすぎる日々が続いていませんか。
以前、こんなことがありました。
真夏の暑い時期に、摂食障害のご本人様とのカウンセリングで印象的なやり取りがありました。
私が、「最近、暑いね、夏バテとか大丈夫?」と尋ねたところ…
しばし沈黙。
そして…
「あ、別に…。ずっとエアコンつけてるんで」
という答えが返ってきたのです。
つまり、ずっと家にいるから、暑くても関係ない…ということのようです。
真夏でも涼しくて快適で、イヤな相手とも顔を合わせなくて済む環境。
それは、心身が極限まで疲れ切っているごく初期の休養としては必要かもしれません。
しかし長引けば、家の中がただの「無菌室」になってしまいます。
「避ける」ことで失われる、社会復帰のための『耐性』
無菌室にいれば、確かに新たな傷はつきません。
学校でのストレスからも隔離されます。
しかし、暑い中を登校する不快感や、ちょっと合わないお友達との付き合い方など、外の世界の小さなストレスを経験しないままではどうなるでしょうか。
社会を生き抜くための「耐性」を身につける機会を、完全に失ってしまうのです。
嫌なこと、不快なことを全て避け続けた結果、この先お嬢様はどうやって日々のストレスに対処していくのでしょうか。
ストレスへの耐性が育たないままでは、摂食障害の根本的な克服には繋がりません。
【人が怖い】摂食障害から「ひきこもり」リスクへ
耐性がないまま時間だけが過ぎると、少しの環境の変化や人間関係の摩擦が、とてつもなく巨大な恐怖に感じられるようになります。
「傷つかないように」と守りすぎることが、結果的にお嬢様の中にある「外の世界への恐怖」を極限まで大きくしてしまいます。
そしてそれが、摂食障害を抱えたまま、本格的な「ひきこもり」へと一直線につながってしまうリスクがあるのです。
今の「接し方」を見直すタイミングかもしれません
大切なのは、今の状態が「ただ守るべき時期」なのかどうかを正しく見極め、お嬢様が外の世界へ踏み出すための力を奪わないことです。
摂食障害のまま、ひきこもりを本格化させないためにも、お母様の毎日の「接し方」を見直してみませんか?
こちらの動画が、その大切なきっかけになるはずです。
⇒【動画】摂食障害とひきこもり~子どもを「ひきこもり」にしないために家族ができること


