「摂食障害が長くかかる病気」のウソ・ホント

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

いろんな病院に行っても
摂食障害の本を何冊も読んでも

過食は一向に止まらないし
太るのが怖い気持ちも変わらないし
ちょっと良くなったと思ったのに過食嘔吐が爆発しているし・・・

やっぱり「摂食障害は時間がかかる」から仕方ないのかなぁ。。。

そんなふうに思っていませんか?

確かに、風邪みたいに1日2日、パッと治る病気ではありません。

同時に、私はカウンセラーとして、こんな回復も経験しています。

【1年位のカウンセリングで、卒業されるクライアント様たち】

確かに、摂食障害の発症からあまり時間が経っていないタイミングで、カウンセリングを開始された方もいらっしゃいます。

ですが、数年~10年以上の摂食障害歴を持つクライアント様でも、かなり早くに卒業されていくことがあります。

だからこそ、改めて原点に立ち返る意味でも、今回の議題を挙げました。

【「摂食障害の回復は時間がかかる」は、ウソ?ホント?】

昨年、11月こんなブログ記事を書きました。

■摂食障害が「時間がかかる病気」の理由と今できること

その中で、私自身の摂食障害も時間がかかった理由を挙げています。
ぜひ、改めてお読みくださいね。

ブログ記事の通りですが、
回復には、様々な段階の『時間』があります。

*(6)は、今回追記しました。

(1)身体や心の異変に気付くまでの時間

(2)異変に気づいてから、治療を受ける決心をするまでの時間

(3)決心から実際に病院・カウンセリングにつながるまでの時間

(4)相性のいい病院・カウンセリングが見つかるまでの時間

(5)実際の回復のスタート

(6) 卒業 (*追記)

時間がかかる1番の理由。
それは、(1)から(4)です。

不調を認めないままズルズルと過ごす時間が、(1)。
治療を受けたり、辞めたり、転院したりを繰り返す時間が(3)と(4)。

(1)~(4)だけで何年もかかってしまう場合が少なくありません。
すると、仮に「相性のいい治療者」と出会うことができたとしても、なかなか上手くいかないこともあります。

・これまで抱いてきた治療者への不信感がぬぐいきれない
・「どうせ自分は治らない」という思い込みが取れない
・「こんなにお金をかけて入院もしてきたのに」と過去への執着がはげしい・・・etc.

こうした「過去」へのこだわりが、
新しい治療者と出会っても、ホントは相性が良くても、回復につながっていかないのです。

では、私がカウンセラーとして、これまでに経験してきた【1年程度で卒業】のクライアント様の全体的な印象をいうなら、

カギとカギ穴の関係

これに尽きます。

クライアント様とカウンセリング。
クライアント様とカウンセラー。

これらが、いろんな意味で、ピタッとはまる。
そのため、最大の効果を生み出し、かなり早いスピードで卒業されていくのだと思っています。

この「いろんな意味」がとても重要です。
タイミングとも言い換えられます。

・家族や周りの人が病気を認めている、協力がある。
・休養できるタイミング
・あまり責任を背負うことがない立場(家庭や仕事)にいる
・求めてきたカウンセリングと一致する
・体力的・精神的に、継続できるチカラがある
・環境が大きく変わらないタイミング・・・etc.

いろんなクライアント様の顔を思い浮かべながら書いていますが・・・
ホントに【カギとカギ穴】という感覚は、私の中に以前から描いていることです。

周りの協力があるから、
言いたいことを言ったり

カウンセリングに通うために
金銭的な援助をもらったり、

休養できるタイミングだから、
じっくり考える時間ができたり

大きな責任を負う立場からは、(一時的でも)離れているから、
肩の荷がおりたタイミングでカウンセリングを開始出来たり、

どんなカウンセリングを受けたいか?と考えた時、
このブログやメルマガと繋がっていたり、

とりあえず身体の回復は完了しているから、
遠方からもカウンセリングに通う体力・気力が充実していたり

治ろうと思い立った時が、
引越しや受験と重ならない時期だったり・・・

本当に様々なこととタイミングが、ぴったり一致するのです。

だから、【1年位のカウンセリングで卒業】となるのです。

「摂食障害は時間がかかる」という言葉を
回復していかない自分の【言い訳】にしていませんか?

「すぐに治らない病気だから、吐いたって仕方がない!」
「長くかかるのだから、今真剣に取り組まなくてもいい」
「長年続いてきた摂食障害を辞められなくても当然」

そんなふうに言っていませんか?

1つ1つの症状には、1つ1つ異なる理由があります。
その理由を、その都度考えていくことこそ、【向き合うこと】なのです。

・・・・・・

■まとめ

「摂食障害の回復は時間がかかる」

これは、ウソでもあり、ホントでもあります。

上記の(1)から(6)のどこからどこまでを範囲として捉えるかによって、大きくことなります。

【カギとカギ穴】のように、
いろんなタイミングがぴったりと一致すると、
意外にも早く回復する可能性はあるのです。

・・・・

上手くいかない
治っていかない
分かってくれない・・・

そう言う前に、あなた自身は、どこまで自分のことを「分かって」いますか?
自分への理解を深めるために、コレを作ってみましょう^^
作るのも、結構楽しかったです(笑)。