摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害のよくある勘違い・・・
治るためには、
・「太ってもイイ」と思うこと
・体型を気にしなくなること
・見た目より中身!と思うようになること・・・etc.
こんな話が出回っていますが・・・
私はどれも間違いだと思っています。
ごく一部の例外として、命も危ない低体重であれば、「太ってもいい」と思って初めて普通体重を目指せる、ということがあるのかもしれません。、
それ以外の場合、摂食障害を治すために、「どんな体型になってもイイ」と考えてしまうことは有害だと思っています。
痩せすぎも問題ですが、
太りすぎ・肥満も、それはそれで問題だからです。
治るとは、どんどん太ることではありません。
治るとは、見た目に無関心になることでもありません。
治るとは、心だけが整えばイイということでもありません。
摂食障害が治るとは、「なりたい自分」に自分で近づいていくことなのです。
「なりたい自分」とは・・・
どんな仕事をして
どんな服を着て
どんな人と関わって
どんな家に住み
どんな家具を置き
どんな会話をして
どんな食事をして・・・
摂食障害真っ最中のあなたには、理想の理想でしかないかもしれませんが、それらをリアルに思い描き、そこに向かっていくことが治るプロセスなのです。
・・・
カウンセリングオフィスのすぐ近くに、数軒の飲食店があります。
若い夫婦が自転車で通り過ぎながら、こんな会話をしていました。
「そこのお店、良さそうだね」
「今度、行ってみようか」
とてもにこやかに、楽しそうな雰囲気で、飲食店を指して会話していました。
これも、お店の外観という「見た目」だけです。
「見た目」だけで、「良さそう」「美味しそう」と判断したのです。
その判断で「行こう」と次の行動を決めたのです。
つまり、どんな世界でも「見た目」は大事。
「見た目」が、ビジネスも作っているのです。
・・・
摂食障害の回復とは、どんどん太り続けることではありません。
あなたが、あなたらしく、
あなたが、あなたの良さを見出していくこと。
卒業クライアント様たちは、本当にキラキラした笑顔で語ってくれます。
・痩せることに必死だった時より、今のほうがずっと楽しい
・服装なんて、あんまり考えなかったかも
・過食でお金を使うから、それ以外のところにお金を使おうなんて思わなかった・・etc.
摂食障害の回復と共に、見た目が変わっていきます。
その見た目は、決して、雑誌のモデルのような「他人」に変わるのではなく、
あなたがあなたの魅力を引き出した状態です。
心という中身が変わり
身体や服装という「見た目」が変わる
無理していたメイクや
必死に流行に合わせていた服装から
あなたの笑顔にあったメイクと
あなたがより良く見える服に変わる。
そんな卒業クライアント様の笑顔は、本当に美しいです。
アフターフォローカウンセリングでお会いするたびに、感動します!
辛い日々ばかりの摂食障害から「明日が楽しみ!」と手にいれる姿。
卒業アンケートは、こちらです。