摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
「摂食障害かも!?」と思ったら読むブログ記事シリーズ!と言いながら・・・全然進んでいませんが(笑)、今回は、通院開始時の話です。
摂食障害と初めて診断される頃の話を、母に振り返って聴かせてもらうと、私も知らなかった母の気持ちがたくさん出てきました!
摂食障害という診断を受ける前、私が食べられなくなっていったことには気づいていました。
痩せ始めていたことにも。
でも、「食べられない」だけ。
だから・・・
「食べれないのに、なぜ心療内科なの?」
と疑問だったそうです。
食べられない=胃腸の調子が悪い。
だから、
「胃腸科じゃないの?」
「紹介で心療内科、え?」
という驚きだったそうです。
さらに・・・
紹介された心療内科に通っても、
何がなんだかよく分からないまま、入院の話が出ていきました。
そして、入院先は大学病院精神科。
「入院と聞いて、びっくり。」
「精神科と聞いて、さらにびっくり。」
心療内科という名前の場所に通院すること自体、受け入れられていない状態なのに、「入院」「精神科」という言葉で、さらにに衝撃がアップ。。。
「そもそも摂食障害って何なの!?」
拒食症です、と言われても、
拒食とは、こんな病気です、
という説明もないまま、
体重が少ないことを【低体重】とよび、
ラコールやエンシュアという名前の栄養剤の話が急に出て、
体重が増えないなら、入院。
摂食障害って何か、全然説明もないまま、どんどん進んでいく話に、わからないことばかり。。。
・・・
ホント、その通りです!
私も今、どんなに思い出そうとしても、
・摂食障害とは
・拒食症とは
・原因とは
・身体の状態とは
・心の状態とは
という話を、きちんとしてもらったことはありません。
これは最初の心療内科だけではなく、大学病院精神科に入院した時も同じです。
さらに・・・
どうやったら回復するのか?
回復とは、どんな状態なのか?
回復した人は、どれくらいの期間がかかったのか?
回復した時の様子とは・・・
といった、「回復」「治った人」「治った状態」について、はっきりと教えてもらったこともありませんでした。
だから・・・
ずーーーーーっとよくわからないまま、
通院して
薬を飲んで
時には入院して。。。。
ナゾばかりでした。
・・・
私自身が、かなり落ち着いてきた時に、
心理学の知識をフル活用して、
自分で自分のことを考え続けてきました。
同時に、だれにも分かってもらえないからこそ、
ノートなどに書き殴って、自分の心の訴えを、絵や図で表していました。
それが、現在のカウンセリングで用いている図解説明の原点です。
今、振り返って思うのは・・・
「そもそも、摂食障害って何なの?」という超・基礎的な質問が出来る場所と、
「摂食障害が治って、今●●をしています!」という人との出会い。
それらが、回復には1番必要だったのではないかと思うのです。
だからこそ、
「なんでも聞ける場所」を開設しました!
お気軽にご活用ください^^