摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
体重が増えれば、考え方が変わる。
体重が普通になれば、過食も起こらない。
何度、言われ続けたことでしょうか。
その場所は、大学病院精神科。
あれから、13年近く経ちました。。。。
カウンセリングでお会いしたことのあるクライアント様は、
北海道から沖縄までいらっしゃいますが・・・
今も、病院の様子を伺う限り、何も変わっていない印象を受けます。
体重だけが増えても、考え方が変わらない理由
体重と考え方。
比例しますか?
体重50kgの人と
体重100kgの人。
体重が2倍なら、
考え方も2倍正しいですか?
体重が50kgでも、
体重が100kgでも、
それだけで、「心の健康度」は、分かるものでしょうか?
こうして、シンプルに考えれば、だれもが分かるはずです。
「体重が増えれば、考え方が変わる」という情報は、おかしいのです。
でも、12年前、私は信じてしまいました。。。
次にその理由を考えてみます。
私が、間違った摂食障害の情報を鵜呑みにしてしまった2つの理由
(1)大学病院しかない、ココしかない、とすがりつくような気持ちがありました。
かなり初期の頃、
通っていた大学院の学校医の先生(精神科医)に相談に行ったことがあります。
そこで、大学病院しかない・入院設備のあるところ、と言われたことがあります。
「学校」
「学校医」
「精神科医」
こうした肩書・権力も一緒に影響を受けてしまいました。
そのため・・・
大学病院への通院がはじまると、「ココしかない」といった縋りつくような気持ちがありました。
・診てもらえなくなったら困る。
・通院先が無いと困る。
そんな気持ちで、すがっていたからこそ、間違った情報を鵜呑みにしてしまったのかもしれません、
(2)自分で考えることをせず「受け身」でした。
すべてに言えることですが・・・
摂食障害の頃、かなり「受け身」でした。
特に最初の5年くらいは、
「どこかに行けば治るはず」
「治してもらえるはず」
という気持ちが大きかったです。
そのため、
自分で調べることにも熱心に慣れず、
自分の頭で考えることもなく、
ただただ、言われるがまま・・・でした。
今、摂食障害の情報の振り回されているあなたへ
今、いろーーーーーんな講演会な勉強会など、あっちこっちに顔出して、渡り歩いてませんか?
「摂食障害」の検索でヒットする本は、どんどん購入して、
「摂食障害」で検索した記事は、次々と読んで
何がなんだか分からなくなっていませんか?
摂食障害が治ることは、
当たり前のことが、当たり前に戻ってくることです。
お腹が空いたら食べて
満腹になったら食べ終わって
眠たいという睡魔が自然に沸いて
昼間に活動して
夜になったら休んで
友達がいて
学校・仕事をして
家族がいて
家族と関わりがあって・・・
そんなふうに、「当たり前の生活」が、ふたたび当たり前になっていくことです。
だから、摂食障害が治ることって、ホントはシンプルなのです。
シンプルだからこそ、原点に戻ること。
生きること。
食べること。
休むこと。
働くこと。
摂食障害の情報にふりまされてしまった時こそ、こちらがオススメです!
セカンドオピニオンとしての利用も、歓迎します。