【ご家族向け】「摂食障害の娘の気持ちが分からない」というお母様へ

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害の娘の気持ちがわかりません。
過食を、どこか楽しんでいるように見えて。。。
家でやりたい放題だから、引きこもっていたんだ・・・

こうした声、実は少なくないです。

だからこそ、
何を
どうする、
という行動よりも、
もっともっと大事なことがあります。

「感じてみてください」

私はよくお伝えすることです。

感じようとしてください。
分かろうとしてください。
心を寄せてください。

とても印象的な絵本をご紹介します。

『どんなかんじかなぁ』(中山千夏・和田誠著、自由国民社)

目がみえない友達がいました。

そこで、

「しばらくめをつぶっていたら わかるかもね。
うん、めをつぶっていてみよう」

その世界を体験してみると・・・

「なんてたくさん いろんなおと!」

主人公の男の子が、様々なお友達の立場になって、心を寄り添わせようとする姿。

決して悲観的ではなく、新しい発見をして、その発見をお友達に「すごいんだね!」と伝える姿。

そして、最後のページではじめて、主人公の男の子が、実は車椅子に乗っていることが分かります。

・・・

私は、この絵本を偶然観たテレビ番組で知りました。

分かろうとする姿を、
絵本を通して教えてくれる。。。

そう感じたので、即、購入しました。

経験の無いこと、
分からないこと。

たくさんあります。

でも、少しでも分かろうとすること。
分かろうとする姿勢ことが、大事なことなのではないでしょうか?

・・・

摂食障害のお嬢様の心、分かろうとしていますか?

分かろうとする以前に、毎日振り回されて、ヘトヘトになって疲れ切っていませんか?
もしくは、言い争いになることが嫌だから、何でも言いなりになっていませんか?

そのどちらでも上手くいきません。

分かろうとする努力、必ず続けてください。
分かろうとする姿勢、きっと伝わりますから。

心が変わる、摂食障害が回復するって、こういうことです。