「太らない食べ方」と「摂食障害の治り方」


摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害の頃の私は、ずーーーっとネット検索していました。

特に夜。
特に過食した後。

「食べ過ぎた後、●時間絶食すれば体脂肪にならない」とか。
「食べ過ぎた後の●時間以内にリセットしよう」とか。
「翌朝は●●だけにする」とか。

でも、どんなに検索しても、出て来る情報は、「食べ過ぎた後」や「飲み会の後」。
当時の私が欲しかった情報とは、ちょっと違う。

なぜなら、当時欲しかったのは、「ふつうの食べ過ぎ」ではなく、「すごい過食」だったから。

何をどれだけ食べたら
何をいつ食べたら
何と何を一緒に食べたら

「私」のお腹は満足してくれて、
「私」は、過食という暴走がはじまらないでいてくれるんだろう?

*いつかのお昼。ご飯しっかり食べる人に戻れるとは、当時は思っていませんでした。。。

そんなことを、延々と考えていました。
誰かに教えてほしくて溜まりませんでした。

そう思えば思うほど、ネット検索は延々と続きました。
でも、誰かに教えてほしいと切望しても、その「誰か」と出会うことはできないままでした。

さらに・・・「治り方」。

何をどうしたら治っていくとか。
何をどうしたら上手くいったとか。
どんな病院に行ったら、どんな先生がいたとか。

当時の私は知りたくてたまりませんでした。

さらに・・・

摂食障害の深刻さや危険を語る本はたくさんあっても、「治ったら、こんなにいい生活ができるよ♪」といった希望を与えてくれるような本は、どこにもありませんでした。

*講座で知り合った方とお茶した日。お茶=ケーキです(笑)。

本を開けば、摂食障害で、◯◯値が低下すると・・・▲▲になる。

そんな情報ばっかり。

もちろん、今から思えば、現実として医療系の人たちが伝えなくてはいけないと使命感に燃えて書いてくださっている本だったのだと思います。

でも、治った世界も治った日常も、誰も教えてくれませんでした。

私は、誰かに教えて欲しかったです。

ちょうど、受験には、先輩たちの合格体験記があるように。
ちょうど、オープンキャンパスには在校生のお話があるように。

摂食障害には、どうして「治った体験記」が存在しないんだろう。

摂食障害に悩みながら、ずっとずっと「誰かに教えてほしい」という欲求と、「どこにも見当たらない」という不満の両方を抱えていたのでした。。。

・・・

その両方の欲求が、今カウンセラーとして働く私の原動力であり、このブログの源です。

誰かに教えてほしいと切実に願っていた過去の私が、知りたかった情報と欲しかった言葉の数々。
それらを、今の私がブログにつづっていく。

過去と現在の時間を越えた、往復書簡のようなブログ。
そのブログに、今摂食障害に悩んでいる方々が、多く共感してくださって、カウンセリングにお越しくださっています。

だから、今日も書いています^^
過去の私が「誰かから教えて欲しかった」という想いは、今おなじように抱いている摂食障害の方がいると思うから^^

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