摂食障害専門カウンセリング
中村綾子
年末年始に実施しましたプレゼント企画です。
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ただし、いただきましたご質問から、こちらの判断で言葉を補ったり質問の内容を一部修正したりしていることをあらかじめご了承ください。また全ての摂食障害の方に当てはまるとは限りませんことも、併せてご了承ください。
22歳の娘が摂食障害です。先月退院しました。毎日のように、お腹出ていない?太っていない?と聞いてきます。
その度にお腹出ていないし太っていないと答えます。このように毎回答えるかたちでいいのでしょうか?
宜しくお願いいたします。
まずは、「おつかれさまでした!」
これは、入院されていたお嬢様だけではなく、お母様にこそ、お伝えしたいことです。
お疲れさまでした!
私も拒食で1ケ月入院していましたが・・・今から思えば、母のほうが大変だっただろうなと思います。
母は頻繁に面会に来たり、「アレ持ってきて」という要求に応えたり。
「精神科」という場所に入ることも、親子共々、いろんな思いがあるわけです。
それでも、とりあえずは退院というところにきたこと。
まずは、お母様自身もねぎらってあげてくださいね^^
「太っていない」と伝えるデメリットがあります。
多くのお母様方が、
「太ってないよ」
「痩せているんだよ」
「まだまだ大丈夫」
といった言葉を言ってしまいがちです。
ただし、私はこれに対してとてもデメリットを感じています。
理由は、「今の痩せている体型の時しか使えない言葉」だからです。
お嬢様が入院されていたという方のご質問ですが、多くの場合入院は低体重の時行われることをふまえ、お嬢様が拒食症で入院していたと仮定します。
退院したばかりですと、まだまだ痩せている状態だと思います。
ですが、もし今後、過食が始まり急激に体重増加が見られた場合、お母様はどうやって答えるでしょうか?
過食が始まった時のことを、今から考えてますか?
過食時のことを、どう想像していますか?
実際に、太った時に、なんて言えばいいでしょうか?
きっと今以上に、お母様は困ってしまうと思います。
だからこそ、今お母さんの判断で、太ってるか太ってないかをお伝えしないことをオススメします。
大切なのは、お母様の心です
きっと、これから先、本当に摂食障害が卒業するときまで、いろんなことで悩むと思います。
だからこそ、その場その場の「適切な言葉」を暗記するということは、不可能ではないでしょうか?
お母様が、正しく摂食障害を理解し、安定した心持ちになっていれば、自ずと適切な言葉が湧き出してきます。
接し方を覚えるのではなく、言葉を暗記するのではなく、どこかで見たり聞いたりした言葉を右から左へと伝えるのではなく、心から湧き出る言葉。
それが、本当にお嬢様心に響く言葉です。
お母様の心が安定するために必要なことがあります。
それが、お母様のカウンセリングです。