摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
過食が止まらない方
治したいけど、カウンセリングには抵抗がある方
どんどん太ってきた方
過食を治すにはガマンしかないと思っている方
などに役立つ情報をお届けします。
先日、偶然出会った本で、アイスクリーム療法という言葉に出会いました。
こちらの本、ぜひオススメですので、ご家族で読んでみてください。
*中古または電子書籍のみの販売になっています。
そして、思い出しました!
チョコレートの過食が止まらなくて悩んでいた時、思い付きで実行していた方法って、すごく似ている!?
そう思って、たった今、名前を付けました(笑)。
それが、今回ご紹介するケーキ療法です。
ケーキ療法を思いつくまでの過食歴
約一か月、チョコレートの過食が止まらなかった時期がありました。
元々摂食障害になる前というのはチョコレートが好きでした。
特別の大好物というほどではなくても普通に食べていました。
ポッキーとかトッポとか、そういうチョコレート菓子を含めてチョコレートが好きだったと思います。
ただし、ホワイトチョコは今も昔もニガテです(笑)。
けれど、拒食から過食になっても、チョコレートだけは禁止していまいsた。
たぶん拒食になる前から、私はチョコレートの類を自分に禁止していたと思います。
そして、過食になっても、チョコレートを沢山食べるって言うことは一切なかったと思います。
ただ、ある時、急にチョコレートに目覚めてしまったんです。
何がきっかけだったのか、覚えていませんが、ホントある日突然でした。
毎晩9時ぐらいになるとそわそわして、チョコレートを食べ始めて、もうチョコレートばかりどんどん食べてしまうようになりました。
チョコレート菓子も含まれるので
・板チョコ
・ブラウニー
・クッキー・・・etc.
チョコレートに関する物と次々と。。。
自分でも恐ろしくなりました。
辞めるために、いろんな方法を試したんです。
反省すれば治るんじゃないかと思ってゴミの山はそのままにして夜寝たり。
でも、翌朝は反省するより、自分にますます自己嫌悪になりました。
今日は食べないで怒って固く決心した時も、やっぱりダメでした。
過食を止めるために、ホントいろんなことやりましたけど、全然治らずでした。
いつも昼間は大丈夫と思っても、夜そわそわしてチョコレートを大量に食べてしまう。。。
そんな状態が約1ヶ月続きました。
そのころ、思いついたのが、今回ご紹介するケーキ療法です。
ケーキ療法:やり方
・昼間に、1日1個ケーキを買いにいきます。
・それ以外は、普段通り過ごします。
・夜9時くらいになったら、そのケーキを取り出します。
・ケーキ皿・フォーク・お茶などをきちんと用意します。
・ひとくちひとくち、「おいしい!」と味わってゆっくりいただきます。
以上です(笑)。
でも、注意点があります。
・ケーキは、近所のコンビニではなく、ケーキ屋さんに買いに行きます。
・夜(自分の過食時間帯)までは、冷蔵庫に入れておきます
ケーキ療法の実際の効果とは?
*これは今の私が一番すきなチョコです(笑)。
本当にこれで、私のチョコレート過食は、その後の人生で一度も再発しておりません。
さらに、このケーキ療法は、1週間も続きませんでした。
4日目ぐらいでしょうか。。。
「なんか今日ケーキじゃなくていいかな。でも今日ケーキ買ってきちゃったし、まぁ、食べるか・・・」という感じでした。
そして、次の日ケーキ買うか買わないか、迷いまいた。
昼間に買いに行かなきゃいけないので、「行く?行かない?」とすごく迷いました。
でも、食べたくないのに買うのもどうかと思いましたので、代わりのモノを用意しました。
当時住んでいた場所の近くに、美味しい和菓子屋さんがありました。
そのお店のどら焼きを買ってみました。
私の中では、ボリュームがあって、日持ちもするという食べ物は、どうどら焼きになったんですね(笑)。
その日の夜は、同じ時間帯にどら焼きを食べました。
そして、終わりました。
なぜ、ケーキ療法が過食に効くのか?
まず食べてもいいという許可を充分に出すことだからです。
そして、お皿を出してフォークを出して、お茶を入れてというセッティングをしているからです。
過食の場合、食べてはいけないという気持ちで食べている場合が多いです。
辞めようと思いながらも、やめられない。
次々と食べてしまう自分を責めながら食べている方がほとんどです。
私もチョコレートも過食だった時、ホントに不安でしたし、食べることを否定していました。
どうしてチョコレートばっかり食べてしまうのか?
どうしてやめられないのか?
どこまでも自分を太っていくのか?
という不安と焦りとぐちゃぐちゃな気持ちの中で食べていました。
だからこそ、許可を出すということだけでも十分に効果があると思っています。
さらに、大好きなお茶を入れて大好きなお皿を出してきちんと食べる食べるということで、
・見た目からの満足感
・時間をかけること
・食べることと向き合うこと
というメリットもあると考えます。
ケーキ療法だけで、「過食症」は治るのか?
残念ながら、これは違います。
なぜなら、過食症に必要なのは二つの方法だからです。
それは、
・対処療法
・根本的問題の解決改善です。
カウンセラーによってイロイロな考え方がありますが、当オフィスのカウンセリングでは、摂食障害の根本問題と向き合い解決改善に導いていくことです。
ですが、こうした根本問題と向きあうことは専門家との間で取り組んでいくことです。
そのため、家で一人でできることも同時に必要になっていきます。
その一つが、今回ご紹介したケーキ療法なのです。
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