
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
「うちの娘、特に悩みなんてないはずなのに…どうして拒食症に?」
「学校にも楽しく通っていたし、原因がまったく思い当たりません」
「本人がやりたいということは、何でもやらせてきたし」
カウンセリングで、お母様たちから本当によく伺うお声です(個別のカウンセリングはこちら)。
大切なお嬢様が急に食べられなくなったら、「どうして?」と原因を知りたくなるのは、ごく自然な親心ですよね。
世間や病院では
「原因探しは不要」
「思春期だからよくあること」
「原因より、体重を増やすことを考えましょう」
と言われることも多いかもしれません。
拒食症のお嬢様がなかなか回復しない様子をみて、「本当にこのままでいいの?」と焦りを感じているお母様もいらっしゃるのではないでしょうか。
「なぜ、摂食障害に?」というお母様ご自身の気持ちを無視したまま、ただ見守り続けるだけで納得できるでしょうか?
摂食障害は、ある日突然、何もないところから発症するわけではありません。
お嬢様の心の中には、長年に渡り、いろいろなことが積み重なって、心が限界に達した結果、言葉の代わりに「食べること」に症状として表れているのです。
お母様から見て「原因が全く思いつかない!」という場合、主に以下の2つの状態が考えられます。
1.原因を見つけるだけのエネルギーが無い
これは、特に拒食で体重が落ちてしまっている時期や、日々の生活にいっぱいいっぱいになっている状態に当てはまります。
心身ともにエネルギーが枯渇していて、過去を振り返ったり、深く考えたりする余裕すらありません。
この場合は、回復が進むにつれて少しずつご本人から言葉が出てくることが多いです。
(私自身も、拒食症真っ最中の時は、まさにこのパターンでした)
2.摂食障害の原因に気づくことを避けている
これは、無意識のうちに気持ちにフタをしている状態です。
・本当は何か引っかかることがあるけれど、それに気づくのが怖い
・娘が幼い頃に、家族内でゴタゴタがあったけど、昔のことだし…
・急に引越しした経験があるけど、その後は元気そうだったし…
こうした「実は、以前…」という思い当たることを抱えながらも、向き合うのが辛いから避けてしまっていませんか?
しかし、「気づかない=原因が無い」ではありません。
このフタをした状態が長く続くほど、摂食障害も長期化してしまうリスクがあります。
原因に気づくこと、長年避けてきたことに向き合うのには、とても大きなエネルギーが必要です。お母様が一人きりで原因を探そうとすると、ご不安ばかりが大きくなってしまいますよね。
だからこそ、正しい知識をもって、安全な形で「原因」について考えていくことが、回復への第一歩になります。
「娘の摂食障害、本当の原因は何だろう?」
そんなふうに立ち止まり、根本的な解決に向けて向き合うためのヒントを、こちらの動画教材にまとめました。
▼動画教材:摂食障害の原因を考えよう


