公認心理師・中村綾子です。
2020年3月から、「週3日だけ、働く」を実践中です。
*写真は、パン教室時代の実際のメニューです。チーズゴロゴロパン。
しかし、今と同じように「週3日営業」だったにも関わらず、すごく辛くて辞めてしまった「仕事」を思い出しました。
この経験談を振り返ることで、これから開業して「自分も週3日だけで!」と考えている方の参考になればと思っています。
週3日も大事
週3日以外も大事
その両方の「働き方」「使い方」という中身をみていきましょう。
週3日営業なのに、辛かった時代
これは、前職・自宅パン教室時代です。
パン教室の頃も、決して毎日レッスンをやっていたわけではなく、レッスン日は週3日でした。
でも、心身共にヘトヘトでした。
当時の【ダメな働き方】をご紹介することで、あやこさんにとっても「理想の働き方とは何か」を考えるきっかけになればと思います。
では、パン教室時代の【ダメな働き方】の理由を3つ挙げてみます。
*ホントは他にもたくさんありますが(^^;)
(1)レッスンの時間帯の問題
パンの生徒さんはいろんな方がいらっしゃいました。
・主婦(20~60代)
・20代OL(独身)
・大学生
・高校生(親子で参加)
この中でも、20代OLさんたちに好まれるのは19時~21時のレッスンでした。
アフターファイブの習い事ですよね。
ワイワイ話も盛り上がって楽しかったのですが…21時終了、片付け、23時夕飯、ということも。
遅すぎる夕飯、その後にお風呂…というスケジュールで、翌日のレッスンが無くても辛かったです。
夜のレッスンが自分の心身としてはツライという自覚はありましたが、どうしても辞める勇気がありませんでした。
(2)レッスン日以外の消耗
私のパン作りの腕が未熟すぎることも問題なのですが…
・新作パンの練習
・パン教室に通う(勉強・スキルアップのため)
・材料の買い出し
・チラシ配り(自転車でポスティングしていました)
・試食用のパン作り(レッスン時の休憩時間に食べてもらうもの)
など、やることが盛りだくさん過ぎて、【休日なし】の状態でした。
こうした経験からも「週3日だけ、働く」を目指したいとおっしゃる方には、「週3日」という日数だけがゴールじゃない、中身を考えよう、とお伝えしています。
(3)パン教室だけで生計を立てている人がいなかった
コンサルなどを全く受講していなかったことにも重なりますが…
ロールモデルがいなかったのです。
パン教室の先生という知り合いは何人もいますが…
・大手教室の講師と掛け持ち
・幼い子どもが幼稚園に行っている時間だけレッスン(=ほぼ専業主婦)
といういずれかのパターンでした。
そのため、
・ひとり暮らし
・パン教室だけで生計を立てる
というロールモデルがいなかったので、誰に聞けばいいのか、どうすればいいのか分からないままでした。
理想の働き方とは
このように、同じ「週3日だけ、働く」といっても【ダメな働き方】をすれば、かんたんに心身を疲弊させてしまいます。
働き方は日数を限定するか否かよりも、自分自身の「理想の働き方とは何か」を考え、そこに近づいていくことが、大切ではないでしょうか。
カウンセラーとして実践中の「週3日だけ、働く」を知っていただいた上で、ぜひご自身にとってのベストな「働く日数」などを見出していただければと思います。