10年以上前、はじめてカウンセリングを実施した日があるから、今があります。
*写真は、当時カウンセリングを行っていたとホテルのロビーラウンジにて(現在は大幅に改装されています)。
公認心理師・中村綾子です。
私は落ち着いてい見えるようで…
「カウンセリングを始めたころから、落ち着いていたんですか!?」
という声をいただくことが多いです。
答えは、
【いいえ】
です。
10年以上前、初のカウンセリングをした時。
摂食障害専門カウンセラーとして開業したのが2013年9月です。すでに10年3ケ月のキャリアになりました(2023年12月現在)
はじめてカウンセリングのお申込みをいただいた時
ご予約をいただいた時、ほんとうに嬉しかったです。
当時、実家に住んでいました。開業したのに、何の音沙汰もないまま3週間近くが過ぎて、段々と意気消沈していきました。
そんなある日の夕方、テーブルについてなんとなくスマホでメールをチェックしていると
「!???」
というメールを見つけました。
当時は「投稿通知」という機能すら知らず、かなり稚拙なお申込みフオームしか作れませんでした。
そのお申込みフオームから、お申込みをいただいた瞬間でした。
その後、どうやってお振込みのご案内をすればいいのか、当日の案内はいつのタイミングで送ればいいのか、何も分からず、ずーっとアタフタしながらメールの文章の一字一句にヒヤヒヤしながら、書いていました。
こうした冷や汗の経験があるからこそ、単発カウンセリングの作り方は大切だと思っています。ノウハウをまとめた動画もつくりました。
初カウンセリング:出発からカウンセリング時間を終えるまで
*当時お渡ししていたカウンセリグ振り返りシート。
ドキドキ…。
家を出発する前からドキドキ。
実際にクライアント様とお会いしても、最初に「何、言うんだっけ???」と頭が真っ白に。
それだけではなく、
ホントに全身ふるえていて、紙の領収証をお渡しするにも、手が震えて領収証がブルブル。。。
声も震えて、ヤバイやばいヤバイ…と思っても、さらに震える。
「カウンセラーのほうが病気」と思われたらどうしよう!?と思いながら、お話していました。
・こんなに遠くから来てくださった
・自分の想定外の症状を抱えている
・保険治療より高いけれど、支払ってくれる人がいるんだ…
と、いろんなことが頭をめぐりながら、怒涛の50分間でした。
これが、【人生初の有料カウンセリング】です。
この時から、10年以上が経過しましたが、ほんとうにあっという間です。
カウンセリング未経験で、開業しました。
結構びっくりされることが多いですが…
私は、「仕事として」カウンセリングを行ったのは、開業した後です。
大学と
大学院で
心理学を学んできました。
知識はそれなりに蓄えてあったかもしれませんが…カウンセリングを行ったのは、あくまで学生で実習の経験しかありませんでした。
いきなり、開業して、いきなり有料カウンセリングを始めました。
だから、お伝えしたいのです。
実績がなくても、カウンセリング集客できる
ブログからお申込みをいただいてきたという話をするたびに、
「実績がないから書けない」
というお悩みをいただきます。
私も、実績ゼロでした。でも、上記の通り、1回目のカウンセリングから遠方のクライアント様がお越しになりました。
実績、あったほうがいいかもしれません。
でも、カウンセリング開業前から実績があるはずがありません。これまで勤務してカウンセリングを行っていた経験が長かったとしても、それは勤務先のブランド(病院名など)に支えられてのことです。
ひとりでカウンセリング開業するなら、だれもがゼロスタートのはずです。
実績がないことに悩むよりも、自分の情熱を毎日のブログで伝えていきましょう。ブログこそ、最強ツールですから。
開業するなら1日も早いほうがいい、という理由
開業したいと思えば、誰でもスグできます。
1日も早く開業したほうがいい、と。
もちろん、
心理学の基礎知識
カウンセリングを「仕事として」やっていくためのビジネススキル
ブログなどの情報発信
などは、開業する前も後も、ずーっとスキルアップが必要です。
でも、開業前の準備に時間をかけすぎているのは、プラスにはなりません。
私たちはみんな歳を取ります。自分だけではなく、自分の両親も兄弟も歳を重ねていきます。
1年後、今と同じ健康状態でいるとは限りません。歳を重ねるほど病気やケガのリスクが高まることは、あえて説明する必要はないはずです。
開業メルマガの読者さまはご存知だと思いますが、私は父のことがあってから、こうした想いを強くしました。
やるべき時に
やるべきことを
やっておいてよかった。
開業も、摂食障害の克服も、です。
歳を取ること自体避けられないです。自分の健康管理はある程度、自分でできますが、周りの人(家族をふくめて)の健康管理は自分ではできません。
だから1日も早く開業することが「必要」なのです。それでも、開業を先延ばしにしますか?