分かってほしい相手、決めていますか?

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

今回は、私の拒食からの回復期を振り返りながら、「分かってほしい相手を限定する」お話です。

2006年9月、1ケ月、拒食症により大学病院精神科に入院。
その後、半年間、休学していました。

その頃、急に過食が始まり、そして増えてきた体重が嫌で嫌でたまりませんでした。

救いを求めて、大学院の友人にメールで打ち明けると・・・

『増えてよかったね』

撃沈・・・・・。

臨床心理士の卵でも、こうした言葉なんです。

体重が増える→健康に近づく→健康になれて、よかったね。

当時の私が分かってほしかった部分って、そうじゃないんですよね。

「元気になりたい」けど、「太りたくない」。

「早く学校に戻りたい」けど、「治るのも怖い」。

たくさんの葛藤を抱えて、24時間苦しんで、どうしようもなくて・・・。

だから、「増えてよかったね」には、大泣きでした。

・・・・

この経験談に触れてみて、いかがでしたか?

「友達」であっても、分からない人はいるんです。
臨床心理士の卵であっても、理解ってそんなもんなんです。

「分かってくれない相手」に話す度に、
「誰も分かってくれない」と感じていませんか?

ひとことが突き刺さり、「どうせ、分かってくれる人なんていない!」と落ち込んでいませんか?

けれど、違うんです。

「誰も」と思えるのは、まだ出会っていないだけ。
「どうせ」と諦めるより、出来ることがあるんです。

たった1人を見つけてみよう。
たった1人と出会ってみよう。

それが、あなたにとって、誰なのかまだ分からない。

けれど、沢山の人に「分かってもらう」ことを求め続けるよりも、
「たった1人」を見つけるほうが、ずっとカンタンですよね。

私は、あなたと全く同じではないけれど、約7年摂食障害でした。

その中の5年くらいは、摂食障害に振り回された生活でした。

ちょっとは分かるかもしれないよ。

太る恐怖。
治りたくない気持ち。

自分のこだわりにイライラする気持ち。
「普通の生活」に憧れる気持ち。

味方、ちゃんと出会ってみてくださいね^^