名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。
今の時期は、年末年始のことが大きな不安のタネにもつながっていることと思います。
そのため、拒食症の回復の真っ最中の方にむけて、年末年始の過ごし方ヒントをお届けします。
クリスマス同様、年末年始は、家族で過ごす時間が多くなる時。
一緒に食べることで、緊張状態に陥ったり。
「お正月太り」という言葉に、パニックになったり。
不安要因は、色々ありますよね。
だからこそ、以下の2つをちょっと意識してみましょう。
1.同じものを食べないといけないの?
2.物理的な距離を取る
元旦といえば、お雑煮とおせち。
けれど、「自分のペース」を守りたいあなたにとっては、辛いものかもしれませんよね。
だから、私はあえて一緒のものを食べなければいけないとは、思っていません。
お雑煮が苦痛なら、パス。
おせちは、食べられるものだけを、予め自分のお皿に取り分けておく。
ここで大切なのは、「いつもと変わらないお正月を過ごす」ではありません。
あなたにとって、心地よく過ごすお正月を見つけていくことです。
食べられるもの、食べられないもの。
食べてみようと思うけど、ちょっと怖いもの。
「食べる!」と言ったけれど、やっぱり無理そうなもの。
食べ物1つ1つに対して、色々な想いがあると思います。
だからこそ、事前に考えておきましょう。
あなた自身は、どうしたいか。
そして、家族に、予め言葉で伝えておきましょう。
「不安」だから、過食に逃避するのではなく、言葉で伝える。
「不安」だから、「もう食べない!」と宣言するのではなく、口で説明する。
今のあなたにとって、必要なことは、「心地よい過ごし方」をじっくり考えてみることなんです。
大丈夫。
あなたは、ちゃんと回復に向かっているから。
苦痛の年末年始を、どうにか乗り切ることで、また新たな自信につながっていきます^^☆
「2」の物理的な距離を取るについて。
年末年始は、学校も仕事も休み。
なので、おうちの中で、家族とずーっと一緒かもしれません。
その結果、どんな気持ちになりますか?
以前なら、ワイワイしながら楽しんで観ていた紅白も、一緒に行った初詣も・・・。
ずーっと一緒に行動するのが辛くないですか?
だからこそ、ちょっと物理的な距離を取ってみましょう。
たとえば・・・
・1人で、外泊をしてみる(手頃なビジネスホテルがおすすめ)
・1人でカフェでお茶
・ランチに出かける
・本屋さんでウロウロしてみる
外出って、誰かが一緒じゃないと出来ないことではないんです。
一人だからこそ、ゆっくりできる時もたくさんあります。
一人だから、好きな時間に出て、思うままに過ごせるのです。
家族とずーっと一緒が疲れたら、「ちょこっと外出」を試していきましょう。
私自身が、摂食障害に悩んでいた頃は、本当にお正月が辛かったです。
障害者のおじも、一緒の食卓。
ゲボゲボと、むせる声。
私も「これまで通りのお正月」を目指していましたが、どんどん心が辛くなって、諦めることを選びました。
だから、元旦も、いつも通り1人で先に、パンの朝食でした。
ただ、「2」の外出を全く考えなかったので、家の中ばかり。
もっと、自分が楽しめる方法を考えればよかったという後悔があります。
どんな年末年始にしますか?
「これまでと同じ」を求めるよりも、「心地よさ」を求めてみませんか?