摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
摂食障害に苦しむ高校生・大学生のお嬢様を、必死の思いで病院へ連れて行くと…
「病院に行けば、先生がなんとかしてくれる」
…そう思って、つかの間の安堵を味わっているのではないでしょうか。
しかし、もし「病院に任せておけば大丈夫」と少しでも思っているのであれば、それは危険なサインかもしれません。
病院での治療は、摂食障害の回復に「必要」です
身体の検査や薬の処方、いざという時の入院手続きなど、病院でしかできないことはたくさんあります。
ですが、摂食障害は病院の治療だけで、お嬢様の心の苦しみがすべて解決するわけではないのです。
この記事では、摂食障害の治療の現実と、本当の意味でお嬢様を回復に導くために、ご家族、特にお母様に何が必要なのかをお伝えします。
▼お母様、こんな想いを抱えていませんか?
病院が目指す「摂食障害の治療」のゴールとは?
まず、病院で行われる摂食障害の治療が、一体何を目的としているのか、その「本音」の部分を理解しておく必要があります。
非常にざっくり言えば、病院での治療は次のようになります。
■拒食症の治療:とにかく食べて体重を増やすこと
■過食症の治療:とにかく過食をガマンすること
これは、命を守るという医療の観点からは、当然のアプローチです。
しかし、お嬢様の心の中はどうでしょうか。
「なぜ食べられないのか」
「なぜ過食が止まらないのか」
という根本的な苦悩に寄り添う、というよりは、目に見える「症状」(食べること・体重)をばかりに主眼が置かれがちなのです。
具体的には、以下のような指導や処置が行われます。
【拒食症の場合】
通院では食事を増やす指導や、栄養剤の処方が中心です。
それでも体重が増えなければ、入院となり、経管栄養や中心静脈栄養といった、本人の意思とは関係なく栄養を投与する方法が取られることもあります
【過食症の場合】
通院では、「買い置きをしない」「何か他のことで気を紛らわす」といった指導がなされます。
入院すると、お小遣いの金額や売店の利用が制限されたり、食後のトイレ利用を禁止されたりするなど、行動を管理することで過食(や排出行為)を物理的にできなくするアプローチが取られます。
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これらは身体を守るためには不可欠な処置です。
しかし、お嬢様の立場から見れば、
「無理やり食べさせられる」
「食べたい気持ちをただ我慢させられる」
という、非常につらい体験にほかなりません。これでは、根本的な心の解決には至らず、退院した直後に、拒食・過食を繰り返してしまうケースも少なくないのです。
摂食障害の回復:なぜ家族の「ただしい知識」が不可欠なのか
病院は、残念ながら「24時間365日」お嬢様の隣にいてくれるわけではありません。特に、心のケアまでは手が回らないのが実情です。
また病院の医療スタッフは医療のプロですが、他人です。
他人ですから、「お任せ」ではなく、病院をうまく活用して、摂食障害の回復に役立てていくことをお勧めしています。
上手く活用するためにも、摂食障害のただしい知識を基に、ただしいタイミングで治療を取捨選択することが大切です。
摂食障害は「治る病気」です 。
しかし、そのためには、病院での治療だけに頼るのではなく、ご家族こそ積極的に学び、ただしい接し方を見つけていくことが必要ではないでしょうか。
*お嬢様の本音とは?
*家の中をどうすれば「安心できる雰囲気」になるのか?
* 「太りたくない」という訴えに、どう応えればいいのか?
こうした日常生活の対応一つひとつが、お嬢様の摂食障害の回復を大きく左右します。
良かれと思ってかけた言葉が、実は娘さんを追い詰めていた、ということも少なくありません。だからこそ、ご家族が摂食障害に関する「ただしい知識」を持つことが、何よりも大切なのです。
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「正しい知識と言われても、何をどう学べばいいのかわからない…」
「毎日どう接すればいいのか、もう限界…」
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私自身も、20代の頃に拒食・過食で約7年間苦しんだ経験を持つ、国家資格を持った公認心理師です 。
当事者だったからこそわかるつらさと、専門家としての知識の両面から、お母様とお嬢様を全力でサポートします。
病院の治療と並行して、ご家庭で正しいケアを実践することが、お嬢様の回復の最短ルートです。
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