摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
今回は、過食時代の食べ方・気持ちと、克服した後の食べ方・気持ちを、ビフォーアフターとしてお届けします。
過食の時って菓パンばかり食べていたのですが、その時に決して「おいしい」とか「食べて嬉しい」とか、そういう気持ちってなかったんです。
ですから、最近のパンを食べてるときに時と違うなぁって言うことをすごく感じています。
最近は「コネないパン作り」にハマっていまして、特に先日は2倍量でパンを焼いたので、今うちの冷凍庫にストックがたくさんあります笑。
まさ、このパン作りのこともブログ記事にしましたので、よかったらご覧ください。
パン断面図に惚れ惚れするのはパン好き以外ないですよね。笑
さて、話を過食に戻します。
過食の時にすごく食べる食品っていうのは、人によってかなり個人差がありますし、それはその人の栄養状態を反映してるとも言われています。
私の場合は、過食時代は菓子パンに、スゴクはまりました。
ハマったと言うよりも、菓子パンに【突進】していきました。
もともと甘いものが好きっていうのもありますが、自分が極端に炭水化物を制限していた時期が長いので、手軽に食べられる菓子パンっていうのが「絶好の相手」になったんでしょうね。
では、菓子パンを食べてる時、幸せだったかって言うと、全くそんなことありません。
私は過食症動が起こる時から、
あのドロドロとして
甘いものを
喉の奥に染み込ませたい…
喉を通る一瞬の口どけ、一瞬の快楽、それを味わいたい。
こういうことをすごく切望していたんです。
当時、よく食べていたのは、
メロンパン
ピーナツバターサンドのパン、
あんぱん
過食する時、いつもこの組み合わせでした。
頭ではわかっていたんです。その「快楽」が一瞬であることを。
頭でわかってたんです。食べ続けて太ることも。
しかしイライラしてどうしようもない時に、とにかく過食したいと言う気がすごく強く湧いてきて、あのドロドロで甘ったるいもの喉に流し込む、その快楽を味わいたい。
そう思ったんですよね。
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では、過食が治った後、菓子パンとの付き合い方はどうなるか…
治ってから数年間は、たまに菓子パンが食べたくなりました。
過食時代よく食べていたピーナツバターが挟んであるランチパックとか、すごくたまに半年に1回とか1年に1回位、わざわざ買って食べていたことがありました。
しかし、今、気がつくと菓子パンという菓子パンを食べていない気がするんです。もう何年になるんだろう…
ピーナツバター自体も食べたいと思わなくなったので、菓子パンじゃなくともピーナツバター本体として購入することもほぼありません。
確かに和菓子は食べることがあるので、あんぱんの代わりと言えばそうかもしれませんが、和菓子を食べる場合は間食として食べています。
過食時代のような…
食事なのかおやつなのか全然わからない、
真夜中だったり、超早朝だったり…と言う食べ方とは本当に無縁になりましたね。
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今、拒食症でも過食症でもとにかく炭水化物、特に白い炭水化物を避けている方はたくさんいらっしゃることと思います。
しかし、炭水化物って太る食べ物じゃないんだよって言うことをダメでお伝えしたいなと思います。