摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
言いたいことを言わずに、
拒食・過食の症状で訴えてしまうのが、摂食障害です。
何が言いたいのか、
何が心にたまっているのか、
よくわからない場合も多々ありますが、
それは、無意識のうちに溜まっている証拠です。
「何か」が分かるようになって、
言葉に出していくことは、回復にはとても大切です。
そのため、私はいつもこうお伝えしています。
言いたいことは、ちゃんと言葉にしよう
このブログでもカウンセリングでもお伝えしていますが、
言い方を間違えてしまったり
言う相手を選ばなかったり
言うタイミングが違ったり
なかなか上手くいかないことも多いようです。
1番大事なのは、あなたの心のためになっているかどうか、です。
・・・
先日の薬局での言葉が、超!印象的でしたので、ご紹介します。
私はドライアイなので、目薬が必需品です。
最近は使い切りタイプの目薬を利用していましたが、
効いてるのか、効いていないのか・・・
実感が薄く、たぶん割高なので、違う目薬に変えようかと迷っていました。
なので、オススメの目薬を教えてもらおうと、
いくつかの目薬の違いを、店員さんに尋ねると、
「こちらは使い切りタイプなので、使い切りになります」
超・真顔でいう店員さん。
「・・・」
何の答にもなっていないコメントに、
私は正直怒りも沸きましたし、聞いた私がバカだった、、、と
後悔もしました。
でも、何も言わずに、1つの目薬を購入して、帰宅しました。
そして、こうしてブログネタにしています(笑)。
言いたいことを言うべき!
これをそのまま実行していたら、
話の通じない店員さんと何時間費やしていたことでしょうか?
何時間も費やしていたら、
帰宅も遅くなり、エネルギーを消耗してしまいます。
だから、「言わない」という選択で自分のエネルギーを守ったのです。
時間のムダ
体力のムダ
分からない人は、やっぱり分からないまま居続けるのですから^^;;
そういう人に向かって頑張って伝えても
自分が疲弊するだけです(笑)。
言葉で伝えるということ。
摂食障害の回復には、とても大切なことです。
症状で吐き出すのではなく、
言葉で気持ちを吐き出すこと。
同時に、
「伝え方」
「伝える相手」
「伝える言葉」
について冷静に考えられると、あなたの心にもっとプラスに働くのです。
・・・
今回は薬局での出来事を例にあげましたが、
親子関係でも同じです。
相手に求めすぎて、あなた自身がすり減るよりも
あなたが、変わるということ。
あなたが、冷静に考えたり
あなたが、自分の力で判断したり
「言う」だけではなく、
「考える力」をつけていくことも大切なのかもしれません。